園でちょっと作業がありましたので


ぽんを3時間ほど一時保育に預けるよう予約していました。


お昼をはさむのでお弁当を作り、水筒も持たせていざ行かん ウキウキ


ちょくちょく預けているので ぽんも慣れたものです。


さっさと遊び場に入っていってしまい振り返りもしません。


寂しいくらいドライです…。


『それではお願いします』


スタッフの方に挨拶をして園に向かいました。






1時間ほど作業した頃、携帯に電話がかかってきました。


一時保育先からです。


『ん??』


ちょっと嫌な予感 え~



電話に出ますと、担当スタッフがとても焦っている様子


『お電話してしまってすみません。


実は今ぽんちゃんがちょっと…』


『はい、何かあったんでしょうか』


『おもちゃの穴に手を入れたら抜けなくなってしまったんです』


『へっ?抜けないって今現在ですか?』


『そうなんです。石鹸を使ったり色々試したんですけど


全く抜けなくて。


むくんでくるしもう無理だろうと言う事になりまして、


消防署に連絡しました。』


『え~~っそうなんですか!?


それじゃ私もすぐ行きます。


って言うか行った方がいいですよね?』


『いや、元気は元気なんですよ。


特に泣く事も無く…


でも抜けなくて え~ 』


『わかりました すぐ行きます。 』


まだ仕事は沢山残っていたんですけど、


なんとか他の役員さんにお願いし


ついでに先生方にもんちゃんを預かり保育にするむねを伝え


大慌てで現地へ向かいました。


近くまで行ってびっくり  冷びっくり


ポンプ車、バンの消防車、救急車、警察関係者が


ドドーんと道を塞いでいます。







えらいこっちゃ…


こんなに大事になっているとは がーん


近所の方も驚いて外に出てきてます。


サイレンを鳴らしてきたのでしょうか 救急車 


どうにか脇をすり抜けて中に入りました。



奥の部屋に通されて見たものは


消防士さん、救急隊員さん、警察官


総勢10名ほどに囲まれたぽんの姿でした。


いや、正確にはぽんの姿はほぼ見えませんでした。


泣いているのかと思いきや


ぽんは先生の膝の上で



爆睡 しておりました ええ!! ポカーン ガーン


寝ているぽんを押さえつけて


のこぎりのようなものでおもちゃを切断。



『はい 終了!』


隊員さんの声で いっせいに場が動き出します。


この時点でまだ爆睡中のぽんを


大声で呼んだりつついたりして起しました。


なかなか起きないので心配したわ~ 爆睡




挟まっていたのは


赤ちゃんが遊ぶような箱型のパズルって分かります?


木のおもちゃだったんですけど、


中のパーツが取りたくて手を突っ込んだらしいんです


長いこと挟まっていたので、手首が青くなっていました。


救急隊員さんが 指先の血流に異常が無いか


何だか装置をつけて測定。


『異常ないね』


『グーパーしてみて』


『お手手ぶらぶら~ってできるかな?』


いくつか確認作業の後


『お母さん、病院には行かれますか?』




いやっ…


どうみても大丈夫そうなんですけど 焦る


一応本人に


『お医者さんに行ってみようか』


と言いますと


イヤイヤ と首を横にふります。


『すみません。様子をみておかしければ連れて行きます。』


と答えますと


『わかりました。


それではこの用紙にサインしてください。』 


なんでも、病院に行きませんと言う内容の証明書にサインだそうで。






おまわりさんにも 住所や名前や


何故かこの場合特に関係ないであろう


私の年齢まで聞かれてお答えした後



『本当に申し訳ありません


お騒がせいたしました。』 土下座


と皆さんに平謝り。




消防車も救急車も帰っていきました。





一時保育のスタッフの皆さんには


『申し訳ありませんでした。


もし変わった様子があったら言ってください』


と謝っていただき、先程もお電話をいただきましたが


まさか子ども向けのおもちゃがこんな風になるなんて


思いもよらなかったでしょうし、


おっちょこちょいのぽんがお騒がせだったので


『こちらこそすみませんでした


素早く対応していただいてありがとうございました。』


とお話して電話を切りました。





大したことがなかったので

 

不謹慎ながら この騒動を写真にでも


収めておきたかったわ…


なんて呑気な事を思ったりしたのですが、


実際押さえつけられてる姿を見たときは


ちょっと泣きそうでした。。。


ぽんが眠っていたのも 現実逃避。


怖さから逃れたかったのだろうと思います。







いずれにしても、こんな事で出動させてしまった


消防車や救急車…


お礼とお詫びに行って来ようかしら 反省


等と考えております。