イソフラボンを摂取により出産率が上昇する | 両角 和人(生殖医療専門医)のブログ

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イソフラボンと出産率は相関するという興味深い論文がありましたので紹介します。

 

2007〜2013年において315名の女性において検討しました。

大豆に含有されているイソフラボンと体外受精における出産率は正の相関関係を示しました。

 

以下イソフラボンの摂取量と出産に対する補正オッズ比です。

0.54-2.63mg/day  1.32

2.64-7.55mg/day  1.87

7.56-27.89mg/ml  1.77

以上のようにイソフラボンの摂取量の上昇に伴い出産の補正オッズ比は上昇しました。

 

結論

体外受精を受けている患者において大豆製品を多く取ることで出産率が上昇することがわかりました。

 

Soy food intake and treatment outcomes of women undergoing assisted reproductive technology

 2015 Mar;103(3):749-55