PGDは胚から細胞を取り出して調べています。胚に侵襲を与えておりこれらが子供に対してどの様な影響を与えるかは心配なところです。
これに関して調べている論文が有りましたので紹介します。
下の表2はPGD群とIVF/ICSI群と自然妊娠において、身体測定を比較したものです。
身長、体重、BMI、頭囲、腕の太さ、ウエストなどはこれらの3群において有意差は認められませんでした。
下の表3はPGD群とIVF/ICSI群と自然妊娠において健康状態を比較したものです。
大奇形、3つ以上の小奇形、血圧、急性疾患、慢性疾患、医学専門家に相談した率、入院や入院期間、パラメディカルへの相談に関して有意差は認められませんでした。
下の表4はPGD群とIVF/ICSI群と自然妊娠において運動の発展に関して調べています。
お座りした時期、歩き始めた時期、言葉を話し始めた時期は有意差は認められませんでした。
結論としてPGDの技術を使ったとしても5歳の段階で子供の発達には影響を与えない事がわかります。