特許でメインクレームって何のことでしょうか? | 知財を活用した「知財ポジショニング戦略」 徹底解説!

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仕組みやモノのアイデア権利化コンサルタント・弁理士 遠藤 和光

【質問】

特許でメインクレームって何のことでしょうか?

(これは中小企業の経営者から質問があったものです。)

 

 

【回答】

日本でクレームというと、文句のことになりますが、

特許でクレームというと、米国特許法で使われている「Claim」と同じ意味で

権利として要求する範囲を示す請求項のことです。

 

 

請求項には、独立項従属項とがあります。

独立項は、それ単独で権利を要求する範囲が決まる項のことです。

従属項は、独立項と合わせて読むことにより権利を要求する範囲が決まる項のことです。

独立項メインクレーム従属項サブクレームといいます。

 

 

例えば、

【請求項1】

 断面多角形の鉛筆。

【請求項2】

 前記断面多角形は、断面六角形である請求項1に記載の鉛筆。

とあった場合、

請求項1がメインクレーム(独立項)となり、

請求項2がサブクレーム(従属項)となります。

 

請求項2を請求項1と合わせて読むことにより、

請求項2の範囲が決まります。

つまり請求項2は

「断面多角形の鉛筆であって、

その断面多角形は断面六角形である。」

ということになります。

 

 

 

 

※追伸

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