トイレの水は流しません( ・ω・) 第3章 -113ページ目

第二章のこと。

教育者と保護者

疥癬(かいせん)

疥癬(かいせん)という皮膚病をご存知ですか?
一見、アトピーなどと間違われやすいのですが、
皮膚に特殊なダニが住み着いて、全身に湿疹、強い痒みを伴います。


げんさんはとっても乾燥肌。
冬になると肌荒れがひどい。
昨年10月頃から肌荒れが開始。
いつもの乾燥だろうと思っていたが、どうにもこうにもかゆがる。
夜も起こされる始末。
っていうか、あたし自身も超かゆい。
実家の両親もかゆがっている。
さらに姉夫婦、息子、その旦那の両親までにも広がっている。
誰が最初に痒がり出したかは定かではないが、
この疥癬、介護施設や老人ホームなど寝たきりのご老人が集団で感染する病気らしい。


近くの皮膚科に通うようになるが、疥癬の診断ではなかった。
ステロイドの痒み止めを処方されるばかり。
あと保湿剤。
どうみても乾燥じゃないんだけどなぁ…


そんなこんなでステロイド漬の日々。
痒み止めの飲み薬もあまり効果なし。

年が明けて、春が来ても一向に治らない。
むしろ悪化してる感じ。

げんさんは全身の痒み、特に手のひらはひどい。
プツプツと白い水泡がたくさん出来ている。
指の股とか。超かゆそう…。

あたしは、胸元、脚、足の甲がひどい。
かきむしってしまったから、今ではカサブタになって痕が残ってる。
今年の夏はショートパンツもはけないし、水着もサンダルも無理ってくらいの痕。


皮膚科に行ってもあまり意味ないし、だんだん通院もしなくなっていた。
気が向いたら行くけど、自然治癒を待つ。みたいな。


昨日、職場のお昼休みに保育園から珍しく電話が来た。
久々に熱でも出したのかな?休み明けだし。
と、思ったら、手のひらが今日はスゴイ痒いみたいで、時折泣くくらいかきむしってます。とのこと。


今日は実家の母が休みだったので、とりあえず早目のお迎えを頼んだ。
お昼休み明け、デスクに戻るなり皮膚科を検索!
もうアノ皮膚科じゃダメだ!
違うところに行こう!!



連休前なので仕事はドッサリ。
マッハで終わらせて早退して、実家にげんさんを迎えにいった。
手のひらの異常っぷり以外はいたって普通。ニコニコ顔で迎えてくれてホッと一安心。


ちょっと前に、皮膚科ではなく小児科を受診していた。
皮膚科がダメなら子供のことに詳しい小児科に!と思って。
そこで初めて【疥癬】という言葉を聞いた。
多分疥癬っぽいけど、皮膚のことはやっぱり皮膚科でちゃんと調べてもらって、処方してもらったほうがいいとのことで、総合病院の連絡先を教えてもらった。

仕事しないと毎月食いつなぐのきついし、出来れば休みたくない。
お熱とか意外で。
でも可哀想だし、早く診てもらわなくちゃってモヤモヤしていた矢先のことだった。


手はただれ、ぐちゅぐちゅ。
主婦が水仕事で手が荒れてるののもっと酷い手荒れという感じ。
関節はざっくり切れてるし、指股は水泡でボコボコ
水泡が重なり合って、割れてぐちゅぐちゅ。。
これはかなり酷い、、、
あーー早く病院変えて行くべきだった!!!
でも土日やってるとこなかなかなくて。。。。・゚・(ノД`)・゚・。

とにかく今日はいつもとは違う、別の皮膚科へ行ってみた。
初めての病院。


疥癬は感染する病気だし、あたしも感染してるので治すなら同時に治療しないと意味がないので、あたし自身も一緒に受診した。


若い女の先生だった。
今までの経緯、お薬手帳、通院してた皮膚科では見る以外の診察はなかったこと、
小児科では疥癬の疑いって言われたことなどなど全部話した。

皮膚を取って顕微鏡で調べてもらった。
ピンセットでぐちゅぐちゅしてる部分の皮を剥いだものだから、げんさん大泣き。
あたしも痛かったし(;´・ω・)


あたしからは虫は見つからなかったけど、(感染してても虫や卵が見えるのは60%くらいらしい。)
げんさんには卵が見えるよって言ってた。

げんさんの皮膚に住み着いて産卵してるよ。゚(゚´ω`゚)゚。ピー


体内から殺虫する飲み薬など処方してもらった。
てゆーか、顕微鏡で見てもらったことなんてないし!
先生もお薬手帳見ながら、
「なんでこういう処方になるのかが意味わかんない!」って言ってた。



げんさん、ごめんね。。
もっと早く行動してればよかったよ。
早く治りますように…

げんさん、生まれて初めてパパに抱っこされる。

あれから約3年…