『阪急電車 =片道15分の奇跡=』 ベストなキャスト&阪急電車が織りなす、ハートフルな群像劇 | ketchup 36oz. on the table ~フードアナリストの小さな日記

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映画中心のブログだったのですけれど、突然トラックバック機能がなくなってしまって…。どうしたものかと思っていたのですが、とりあえずコチラはコチラで再開します。料理のこと、お酒のこと、レストランのこと…“FOOD”な話題を語っていきます。

『阪急電車 片道 15分の奇跡』


片道15分の阪急今津線の電車内を舞台にした有川浩のベストセラー小説を、絶妙なキャスティングで映画化したハートフルな群像ドラマ-。

阪急沿線の方々のみならず、すべてのひと(特にちょっと背中を押されたい女の子)にオススメしたい、物語です。



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(C) 2011 映画「阪急電車」製作委員会


関西に5年ほど住んでいたことがあり、今津線ではなかったもののずっと阪急沿線(伊丹線&神戸線)だったものだから、とても身近かに感じてしまって。

いや、沿線ではなくても阪急電車に一度でも乗ったことがある方は、そんな風に思ってしまうのではないかしら。


関西における『阪急』の位置づけって、電車にしろ百貨店にしろ、東京なんかの人間には想像できないほどに大きな存在なわけで。


毎日乗る電車であればなおさらのこと、特に今津線や伊丹線、甲陽線とか…乗り換えてちょこっと山側にいくとこなんかは、ねぇ。


そんなわけで、本当はこの映画に関しても地元・関西で盛り上がりたい、くらいでして。


いやいや、関西に住んだことがなくっても、阪急電車に乗ったことがなくっても、十分に楽しめる映画なのですよ、念のため。


まずはキャスティングがいいですね、絶妙です。

そして脚本も素晴らしい、ひとつひとつの、それぞれのエピソードをちゃんと丁寧に紡いでいって、そして往路・復路でまとめてくれています。


中谷美紀演じる翔子の、美しさとプライド、そして不器用さ―。

宮本信子演じる時江の、繊細さと芯の強さ、そして素直さ―。

セリフのひとつひとつが、心に残り、心に刺さり、心に沁みます。


二人を支える共演陣は…調べてみると、ほとんど関西人なのですね!


戸田恵梨香(兵庫県)、南果歩(兵庫県)、谷村美月(大阪府)、有村架純(兵庫県)、戸田愛菜(兵庫県)、玉山鉄二(京都府)、相武紗季(兵庫県)、高須瑠香(大阪府)-

どおりで、関西弁がうまいわけだ♪


ああ、マルーン(あずき色)の、クラシックな阪急電車が懐かしい!

それは当時、阪急電車で通っていた頃の生活そのものへの懐かしさでもあるわけで。


電車って、生活や思い出を乗せて走っているんですね。


映画 『阪急電車片道 15分の奇跡』公式サイト


映画「阪急電車-片道15分の奇跡-」の舞台になった阪急電車の特設サイト


阪急電車 片道15分の奇跡 - goo 映画

阪急電車 片道15分の奇跡@ぴあ映画生活





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