金庫のダイヤルをマシンで開けることも出来る | 田舎の鍵師(キーセンターくわな)・Wikipedia(不可思議探偵団の鍵師欄に)

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不可思議探偵団開かずの金庫
2010年開始・4回連続出演 以後現在に至る金庫シリーズの始まり

世界の金庫技師の教育プログラムで授業をしている写真
ALOA本部理事(国際地域代表)として活動(2008-2010)

(財)合気会支部道場(うたづ合気道倶楽部希の会・道場長)

 

 

私にしては珍しいことですが、連日の投稿です。

 

この動画はずいぶん前のもので、金庫のダイヤルを手探りである程度数字を予測した後、省力化のためにそのデーターをマシンに入力して作業をしている様子です。

 

手探りで確実にデータが読める場合は問題なく最後まで手探りで行き着くのですが、ダイヤルの動きの状態や遊びなどの条件で複数のデーターが検出される場合、そのデータをマニュアル入力し回転を自動化してダイヤルを回すことがあります。

 

この時のダイヤルは4枚でしたから、99の3乗の組み合わせがあり、ほぼ百万通りあります。

4枚のダイヤルなら4乗だと言われそうですが、業務用の金庫の最後の数字は固定されているので3乗なのですね。

 

この時は不確かないくつかの検出データの中に解があったので30分程度で開けることが出来ました。

 

ときには要望によって最初から全て総当たりでこのマシンを使うこともありますが、その場合はとてもとても長い時間がかかります。さらに言えばスピードアップのために回転させるスピードも変速設定が出来ますが、一番速い速度で回すとこの動作に負荷がかかりますから注意が必要です。

 

ダイヤルそれぞれは生ものですし、触った感触や重さ、潤滑性などが違うためこのマシンが利用できないものもあります。

このマシンはアメリカ製でマニュアルは英語ですし、日本に輸入されて添付されている取説では今回のような使い方は出来ません。英語のマニュアルをしっかり読み込んで使い方をマスターすることがとても大事な事だと思います。

 

伝聞ですが、うまく動作しないので色々とやった結果このマシンを壊してしまった鍵屋さんもいるぐらいですからね。


私のブログではとても珍しい記事の内容になりました。

ですが最近テレビで金庫の番組が定型化されていますので、こういう方法もあるのですよと言うことで投稿致します。

 

なお映像の著作権は私(桑名隆)にありますので、勝手に使用されないようにお願い致します。

 

田舎の鍵師 桑名隆