横浜市金沢区に開設予定だった障害者のグループホーム(GH)が、近隣住民の反対を受けて断念していたことが分かった。運営会社などによる説明会では「住民感情になぜ配慮をしないのか」「お金があれば引っ越したい」などの発言が相次いだといい、入居者の精神的負担を踏まえて中止を判断したという。 運営会社代表の男性(48)は「悪者扱いされ、つるし上げのような状態だった」と言う。
へえ。
そいえば、僕が重度認知症老人ホームの立ち上げに関わったとき、
近所から、『認知症老人をホームから外に出すな!恐い!何をするかわからない!散歩なんて、もってのほかだ!』といれたなあ。
なんか、猛獣みたいな扱いだ。
知的障害者のグループホームは、軽度の知的障害者が多いのか。
普通の施設より、自由度があるし、
近隣住民と、関わることも多いかも。
例えば、僕の家の隣に、知的障害者のグループホームができたら、
なんとも思わないけれど、
もし、今の職業じゃ無かったら、
『隣に建てるの?まじか??いやだなあ。』
と思っただろう。
僕のよく行くスーパーで、たまに知的障害の人が、買い物に来るが、誰も同じレジ列に並ばない。
箱根に、利用者さんと遊びに行ったら、若い女性に『なにあれ?怪獣?』と言われた。
僕の務める、普通の大型入所施設の周りに、人家は無い。小高い丘の上に建つ。
街中に建てる、新しい形の小規模施設、グループホーム。
地域で、健常者とともに、暮らしましょうと言うコンセプト。
これからも、こういう問題は、起きるんだろうな。
余裕の無い現代日本。
自分が身体障害を持ったり、高齢者になったり、弱者になったときに、
色々、わかることがあるのかもしれない。