延々と、 | 『Go ahead,Make my day ! 』

『Go ahead,Make my day ! 』

【オリジナルのハードボイルド小説(?)と創作に関する無駄口。ときどき音楽についても】

 
マンセルのヘルメット(由真&亮太)
  
由真の一人脳内トークが続く「シャル・ウィ・ダンス!?」第12回。
アップから一日経って読み返してみたのですが、

読みにくいなー、これ。( ← 他人事?)

こういうことを書いてる途中で言うのは、ホントは良くないのかもしれませんが、これは明らかな構成ミスなのですよねえ。
ミステリというのは――「えっ、これってミステリなの?」と思った人は一歩前へ――物語の中で仮説と検証を繰り返すものなのですが、このプロセスをダラダラやられるとどうにも締まらないお話になってしまいます。これはその典型的な例ですね。
こういう場面を上手く処理するには、アクションの中に散りばめてしまう方法や、二人以上の人物にディスカッションをさせる方法などがありますが(「Left Alone」では割と使ってるのですが)今回は由真以外の人物がいないところでやらざるを得なかったので、まずいなと思いつつこうなってしまったわけです。

せめて少しでも読みやすくと思って若干の改稿をしております。25日の21時以前に読まれた方につきましては、お暇のある方は再読をお願いします。

はあ、難しいなあ……(ため息)

ちなみにこの第12回、何が苦労したかって登場する架空の固有名詞の多さ(泣)
ずいぶん前に小説中に実在する固有名詞を登場させる際の難しさについて書いたことがありますが、じゃあ、架空のでっち上げは楽かというとそうでもないのですね。
いかにもそれっぽく見える、というのは外せない条件(語り手がそれをワイズクラックのネタにする場合は特に)なのですが、他にもその固有名詞の店などが実在しないこともかなり重要です。褒めてればともかく、貶してるときはご迷惑をかけることになりかねませんからね。他にもネットで検索される方にウソ情報を与えてしまうケースも多々ありますし。
わたしの場合、該当する業態のもので”九州以外の土地”にある店の名前をもじって流用するケースが多いですね。もちろん、ちゃんとググってその名前が福岡にないことは確認してます。
とは言いつつ、業態違いで同じ店名があったり、全国的に有名なものとかぶってたりしたことはあるのですが。
  
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写真は作中に登場するユニオンジャックのヘルメット。と言っても、正面からじゃ分かりにくいですけどね(笑)
これは日本でもよく知られているF-1パイロット、ナイジェル・マンセルのレプリカです。したがってこれはカーレース用でして、本当はバイク向きではありません。微妙に形が違うんですよね。

ロッシのヘルメット(真奈)
で、こっちが「ブラジリアン・ハイ・キック」で真奈が被っているヴァレンティーノ・ロッシのレプリカ。「砕ける月」でも由真がお泊りのときに真奈の部屋を荒らすシーン(笑)でちょっとだけ登場してます。
実はこのAGVというメーカーはヨーロッパ規格で安全性は高いのですが、どういうわけか日本の規格をクリアしてないので、日本の公道では使用することができません。
真奈も「砕ける月」では別のヘルメットを使っております。ただ、この2代目ヘルメットについてはまったく描写してないんですよね……。
えーっと、どなたか「これ、真奈に似合うんじゃないか?」というデザインがありましたら教えてくださいませ。(なんだそりゃ……)