ただいま猛勉強中。(追記あり) | 『Go ahead,Make my day ! 』

『Go ahead,Make my day ! 』

【オリジナルのハードボイルド小説(?)と創作に関する無駄口。ときどき音楽についても】

 
といっても仕事関係ではなく創作の下調べなんですが。

今回、ゴチャゴチャやってるのは和服関係。
これまで作中に和服を登場させたことはほとんどなかったのですが(真奈グランマくらいか……?)、実は「熾火」でそらさんに和服を着せることになりまして(註・帯くるくるをやるためではありません!)
第3幕は北陸編(例によって実名は出しませんが舞台は金沢)なので着るのが加賀友禅というのは決まってるんですが、いざ書き進めようとしてその具体的な特徴について何も知らないことが発覚。それどころか和服の知識も非常に曖昧……。
そんなわけで慌てて調べ物に没頭しているわけです。いやはや。

まぁ、和服を着たそらさん(作中の)のイメージはできているので、それに見合う描写のための用語を仕入れてダウトを出さなきゃいいのですが(和服講座をやるわけじゃありませんのでね……)、何事においても専門知識というのは奥が深くて、ただの調べ物のつもりがズッポリとはまっていきそうな感じです。

『Go ahead,Make my day ! 』-中着+袴ところでそんな調べ物の副産物――というか、これ立派なダウト――ですが、読者の皆様は草薙氏の和服姿をどのようにご想像のことでしょうか?
この人は現代に生きるお侍さん(笑)なので右画像のような袴スタイルのイメージを持ってくださっていると勝手に思っておりましたが、考えたら「和服」としか書いてないんですよね。スーツフェチであるそらさん(現実の)のご要望にお応えしようと第17回ではフラノの三つ揃いとか着せたくせに、肝心なところを書いてないという体たらく……。
言い訳をさせて頂くと、武道家の男性が外出するときの和服姿において長着(身頃が足元まである、いわゆる女性の和服と同じ形)だけってあまりありませんし、第一、作中の季節は冬なので足元が冷える格好をしている筈もないんですが、この違いをいちいち描写するのも何だか変なのですよね~。作務衣だとか浴衣ならそう書けば済むんですが。しかも草薙氏はインバネスコートの下に羽織は着てないので”羽織袴”という成句も使えないし。

というか、基本的にオトコの服装は書いてて楽しくないですね……。(ダメにんげん発言)
 
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何度か書いてますが、書庫サイトに「Left Alone」の収録をやっておりまして、ようやく作中で最も過酷なスケジュールのDay6を収録し終えました。
基本的には文体の手直しや誤字脱字チェック(なくなってないけどな……)、回収できないことが分かっている複線の削除、後から書いた番外編との整合作業などをやっております。と言っても整合しなきゃいけないのはほとんどが「Change the world」なんですが。特に第46章後半なんぞは舞台が「Change~」で永一と真奈がラストシーンの前に軽いラブコメ喧嘩をやったあのスタバなので、触れないわけにいかなかったのですよね~。(なので、第2章に続いて永一がらみの短い一節を挿入)
それと、細かいディテールをいじってるところがありまして、それは第47章のホストクラブ殴り込み編の真奈の格好。

>ブログ掲載版

アタシは胸下で切り替えになったノースリーブのオフホワイトのバルーン・ワンピースに膝丈の黒のレギンス、足首の細いバックルで留めるメリッサのラバーサンダルという格好だった。バッグを持ちたくなかったので、アクセント代わりに締めたサッシュベルトにウェストポーチを通して、財布とケイタイだけを突っ込んである。
 万一のときに蹴りを放つのにスリムなパンツは都合が悪いのでスカートかワンピースを、と言ったのは確かにアタシだ。でも、まさかこんなフェミニンな――由真ならかなり似合いそうだ――ものを用意されるとは思わなかった。
 ハイウェストと少し短めの裾はギュッと締まっていて、その間の腰まわりだけがふんわりしたラインを作っている。用心しないとインナーが透けそうなシフォン生地といい、普段のアタシとはまったく縁のない柔らかさだった。せっかくだからナマ足で、という留美さんのチョイスを振り切ってレギンスを履くことには成功したけれど、それがかえって白黒の甘ったるさを強調していた。

>書庫サイト版

アタシはブルーのタンクトップに肩口が大きく開いたオフホワイトのワンピースの二枚重ね、同じ色のニットの短いアンサンブル、足首の細いバックルで留めるラバーサンダルという格好だった。バッグを持ちたくなかったのでアクセント代わりに締めたサッシュベルトにウェストポーチを通して、財布とケイタイだけを突っ込んである。
 一応、下に短いスパッツを履いてはいるが、裾に隠れているのでパッと見た感じは超ミニで脚は丸出しもいいところだ。万一のときに蹴りを放つのにスリムなパンツは都合が悪いのでスカートかワンピースを、と言ったのは確かにアタシだ。でも、まさかこんなものを用意されるとは思わなかった。


この場面に限らず全体的に文章の刈り込みをしているのと、ブログ版のバルーンワンピースってヤツがどうも真奈のイメージに合わないのが修正の理由なんですが(書いた後に街角で実物を着ている女の子を見たらすごく変だったのです……)、それにしても女の子のファッションって書いてて楽しいですねぇ。(笑)

はっ! いや、この追記はこんなエロ感想を書くためではなく。実は女性読者の皆様にお伺いしたいことがありまして、それは改稿後の真奈の格好。わたしはここでは真奈に
・青いタンクトップ
・肩口が大きく開いたオフホワイトのワンピース(裾はミニスカ並みの長さ)
・白いニットの短い上着

を着せているんですが、最後の1つを「同じ色のニットの短いアンサンブル」と書くのは用語的に正しいのでしょうか?
一応調べたところによりますとファッション用語的にアンサンブルという場合、ジャケットとパンツなどの違うアイテムを同色・同柄に合わせるコーディネートのことを指すのですが、ファッション関係のサイトを覗くと「ニット・アンサンブル」というカテゴリがあったりして、アンサンブルにはわたしが知らない意味でもあるのかなー、などと思ったわけです。

まぁ、だったら「白いニットのカーディガン/パーカ」とか書けばいいだけなんですが、前者はどうも夏の衣装としてはピンとこないし、パーカはわたし的におしゃれ着ではないような気がするもんで……。
申し訳ありませんが、どなたかご教授くださいませ。