ちょうど4年前の今日のブログにこの問題について私の思うところを書いた。
➡「親が子供部屋の掃除に手を出しちゃっていいのか?」という問題。
あれから4年過ぎたが、あくまでも我が家の場合での結果報告をしたいと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・その前に、ひとこと・・・・・・・・・・・・・
私は掃除のプロ業者をしており、他所のお宅様の子供部屋などの片付けと掃除をしているが、私自身も自宅で子育てをしている身である。
子育てをしていない人には「子育てについてはわからない」のか? 教育論者は子育てをしていないといけないのか? 独身やノンママ(子どもがいないということ)には、子育ての苦労はわからないというのか?・・・・・異論はあるだろうが、
こと「子育て・子供のしつけ・子供部屋の掃除問題」については、子どもと格闘している身でないと語ることはできないと思う。
いや、魂込めて語ることが「無い」でしょうに?
そして100人(家庭)で100様だから、「たかが2人や4人の子育てをしている」からといって、皆の家に適用されることなんてありゃしない!
よくママたちの井戸端会議の中で囁かれたことがある➡「女の子しか育ててないお母さんには、子育て全般の苦労はわからない」説。男女育ててこそ母として一回り大きくなれると、慰め合う“男子ママ”の中の定説である。
偏見に満ちてる!とか憤る方もいらっしゃるだろうが、結局100人100様なのじゃよ。
しかし、こと「子供部屋の片づけとか掃除はどうしたらいいですか?」という質問と議論においては、
やはり「自分が親の立場で、自分の子供をもち、躾けることに思いまどう」同じ体験をしないと、安易に会話に入れないのだ。
だって、もうこれは「お掃除スキルの一般論」じゃないのよ、感情論なのよ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、片付けの講座の中で「子供部屋の片付けや掃除を親がしちゃっていいのでしょうか?」と質問を受けることが多い。
人によるけれど・・・・・そのような質問をする親ごさんは概ね、「自分自身が掃除が面倒だもん。できたら子どもには自分でやらせたい」という感情が胸中に渦巻いておられる。
だから、そういう方へのご回答は一つなのじゃ➡ 「親がやっちゃってください!」
ただし、親がほかの部屋を完璧にできるなら、子供部屋はほったらかしてもいいっす!
そして、ほったらかすといっても、永遠に放置するのではなく。「親が修復できると思うラインぎりぎりまでほったらかし」にしたらいいです。
観察しておいて「子どもがしない様子」なら、やっっちゃってください!
ほんまに。
あくまでもうちの事例だが、ご報告する。
子どもにもいろいろと資質があるので、うちは2パターンの事例だけど
(1)次女のパターン
片づけは完璧に自分でできるので、親はノータッチである。
幼いころに原理原則だけ(本人が気づかないくらい幼いころ)論語のように諳んじさせた。
「机の上になんもなし」 !と。
本人はそれさえ覚えていないだろうが、潜在意識レベルに定着している文言だと思う。(これは私に感謝してほしいけど、反抗的娘は認めないだろうよ)
お掃除に関しては、私がする。でも片づけの原則「机の上なんもなし」「床の上なんもなし」ができるので いとも簡単である。
よって、いつ独り暮らしさせても心配なし!
(2)長男のパターン
こちらが問題である。私のブログやSNSでご存じの方も多いだろうが、ひどい「汚部屋」を作りだす男だ。
机の上やら床の上やら「出しっぱなし」である。
ゴミも「ポイ捨て」である。
飲みかけのペットボトルも「放置」で、あわや爆発事件を起こす有様である。
高校を出て、19になったというのに全然片付けられない。かたづけようとしない!!
(定期的に私が押し入る)
しかし、お母様方ご安心下さい! 安心事例↓
■奴は10分あれば「体裁を整える」ことができるのである。
■友達が泊まりに来るときに、「ちょっと待って」と10分もらえば、たちまち片付いている・・・・
■つまり、どこをどうしたらキレイに見せることができるのか「原理原則」がわかっているらしい。
■私が片付けたり掃除した後、家の異変にすぐ気づく(そんなに汚くしていないのに、ちょっと気を入れて掃除したら、すぐわかるらしい)。
先日帰宅後、元気に「帰ったでー!!」と玄関から入ろうとした息子。いつもならドスドスと奥まで進んでくるのだが、その日は玄関でぴたりと動きが止まった。
そろーりそろーりと・・・・・用心深く廊下を進み、リビングにいる私に声をひそめて「お客さんが来とる?」と訊ねた。
ほんのちょっと「気を入れて掃除しただけ」「~の上なにも無し」の原則を用いただけの違いなのに「異変だ!」と気づくとは!
(※注:ビフォーアフターにもならないくらいの微細な変化しかなかったはずなのに)
よくお母様がたが「子どもには自分で掃除かたづけさせないと、できなくなるんじゃないでしょうかね?」と心配される。(ってか、自分がするのが先じゃけど)
しかし、心配せんでも「違いはわかる」ようになるので!
それより、先に「お母さん(お父さん、おばあちゃん)が原則を知ろう」よ!
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