世界卓球選手権東京大会初日。
今日から自分もテレビ東京の仕事に入る。
今回は、解説よりもニュースに出ることが多い。
ニュースで話すのは決まっている時間内でまとめないといけないので、意外と難しい。
16時からの開会式は、女子の韓国対オランダの試合が長引いたために1時間遅れで行われた。
開会式の後は、男子の初戦、日本対ギリシャ。
結果は、2対3で惜敗。
水谷は、ギオニスとクレアンガに2点取ったが、岸川が逆にギオニスとクレアンガに敗れた。
大きな誤算は、3番の松平健太が敗れたことだった。
水谷、岸川、松平、3選手に共通をしていたのは、プレーに荒々しさがなく、とても丁寧に試合をしていたことだった。相手がかなり格下の相手であれば、様子を見ながらプレーをすることができるが、ヨーロッパ選手権で2位になっている相手には、1ゲーム目から積極的に攻撃を仕掛けなければいけない。丁寧に試合をするために早い段階(サーブから3、5球目、レシーブから4,6球目)でポイントをすることが少なく、ラリーになってしまうことが多かった。
水谷は、その中でも勝つために何をしなければいけないのかを良く考えている。プレー自体は、まだ最高のパフォーマンスには遠いが、徐々に調子を上げてくると思う。
岸川のプレー内容は悪くなかったが、ギオニス、クレアンガのプレーが良かった。ギオニスに対して、もう少し速攻を仕掛けたり、カット打ちに変化をもたせれれば、また違った結果になったかもしれない。
松平は相手に合わせてプレーをしてしまう。強い選手にも弱い選手にもタイミングが速いプレーをする。タイミングが合えば、どんな強い選手にも勝つ可能性があるが、タイミングが合わなくなるとミスを繰り返し負けてしまう。そこが良いところでもあり、悪いところでもあるが、今日に限っては、サーブ、レシーブにまとまりがなかったように思う。
岸川、松平は負けてしまったが、まだ初日で、残り7日日間もあるので、気持ちを早く切り替えて、次の試合で勝てるように準備をして欲しい。負けを引きずることが長丁場の大会では一番良くない。
明日は、ルーマニアということで、エースのクリサンが欠場しているが、自分のプレーをしっかりとしてほしいと思う。
しかし、ギリシャのクレアンガは思ったよりも強かった。