週末、長男と長女が主人の実家に泊まりに行きました。


二人揃って行くのは珍しいなあと思いながら送りました。


夜、お風呂に入っていると長女が帰ってきて、玄関で大泣きしています。


何となく「こりゃ長男とケンカをしたな」と感じたのですが、

話を聞くと、その通りでした。



原因は、長男がおにぎりを食べたベタベタの手で長女のギターを弾いたので、ギターが汚れたとのこと。


それを指摘してギターを拭いてと長女が言うと、

長男は手を洗ってから弾いたと嘘をついて、

その後はいつものように長女に暴言のかぎりを吐いて、長女を傷つけたようです。


もう長男と一緒にいたくないと帰ってきたそうです。


うちに帰ってきてから泣きながら今までの長男への不満などを訴えてくる長女。


いつも見ているので長男の暴言はよく知っています。


長女の言ったことをバカにしたように真似をしたり、


「あんなバカ高校の受験に落ちて本当にお前はバカだ」


とか、

不登校のときに「学校に行かないくせに偉そうにするな」


などなど、本当にひどい暴言を長女に吐いていました。


何度も注意しても治りませんでした。


長女は、ケンカしても言ってはいけないことは絶対言わないと決めていて、

長男が不登校の時も学校のことは一切言わなかったし、

長男が変なことを言っても飲み込んで我慢してきました。


でももう限界だと。

長男を顔も見たくない。

一緒にいるのが嫌だ。

だから大学は絶対現役で合格して家を出てってほしいから絶対合格が無理な〇〇大学は受けて欲しくない。


と訴えてきました。


ずーっと小さい頃から我慢してきたから長女の気持ちはよく分かりました。


長女の気がすむまで30分くらいうんうんと話を聞いていると


「同じことを何度も言っちゃってごめんね。ばあばたちにも迷惑かけちゃったから謝らないと」


と落ち着いて言ってくれました。



その様子を主人も見ていて


「長男が帰ってきたらちょっと話しないといかんな」


と言っていました。


怒りに任せて怒鳴ったり、叩いたりしなきゃいいけどとちょっと不安ではありましたが黙っていました。



長男が帰ってきて、長女がいないときに主人が


「ちょっといいか?」


と話し始めました。


昨日のケンカの原因を長男に聞き、


「その状況を見ていないからなんとも言えないけど、


長女の言い方を真似してバカにしたり、

高校受験に落ちたことをからかったりするのはいけないな。


もう長女だって16歳。いつまでも子どもじゃないんだ。

兄弟だってひとりの人間なんだ。


言ってはいけないことはわきまえないといけない。


長男は今大学を目指してて、

就職したら、だんだん部下を率いていく立場になっていくと思う。


そのときに、弱い者に厳しく当たったりしたら、それはいけないことだって分かるよな?


と諭すように話をしました。


「僕も反省してる」


と長男は言っていました。



そうだよな。

キツく怒鳴ったり叩いたって何にも反省しないだろう。


ちゃんと分かるように説明して、注意しないとだなと思いました。



私は小さい頃から子どもたちをちゃんと育てないとと思っていました。


特に長男はアスペルガー気味ということで、言動が激しかったりしました。


その度に怒鳴ったり、時には叩いたりして言うことを聞かせてきました。


すると長男は自分より弱い長女に当たるようになりました。


その癖が今も抜けないようです。


本当に悪かったと反省しきりです。


もっと小さい頃から主人の様に叱ることができたらよかった。


時は戻せないからこれからはそうしていこうと強く思いました。