長男が不登校になったのが5年前の中学2年生の6月でした。
念願だった中高一貫校に入学できて、
部活の頑張ってやって、充実した学校生活を送っていくものと思っていたのに。
晴天の霹靂とはこのことでした。
人生で味わったことのない苦しさ、辛さ。
泣いたり怒ったり。
何をしても長男は学校へ行けなくて。
もう、長男の人生も私の人生もお先真っ暗だと思いました。
こんなにしんどいのに仕事に行かないといけないし、家事もしないといけない。
仕事は、ずっとうちにいる長男を見なくてよかったので、少し気持ちが楽になったかもしれません。
でもうちに帰ると現実を突きつけられて。
今でもよく覚えているのが、
食事の献立が立てられなくなったこと。
いつもは当たり前の様に冷蔵庫のものを確認して、あるもので作ったり、
なければ買い物をしてすぐに支度に取り掛かっていました。
なのに、何を作っていいのかが分からない。
分からないからスーパーに買い物に行くのですが、何を買っていいのか分からない。
そして気付くとスーパーの中をウロウロと何往復もしているのです。
その時の癖が、
ショルダーバッグを右肩に下げているのですが、左手で背中の方からその肩紐をぎゅっと握り締めるという。
なぜか手をいつも後ろにしてバッグをぎゅっと握りしめていました。
なんでそんなことをしていたのか分かりませんが、いつもそのポーズでした。
バッグの紐を握りしめて踏ん張って、立っているのもやっとだったのかもしれません。
今思っても私が相当病んでました。
今思い返しても胸がギュッとなります。
私が何をしても長男は動かないと悟り、
休むことを受け入れていくと、だんだん気持ちが楽になり、
普通にご飯が作れる様になり、
バッグの紐を握りしめなくても良くなりました。
少し心に余裕ができた、不登校1年経過する頃に長女も不登校に。
ダブル不登校はキツかったー
でも最初の不登校の時のしんどさはなかったです。
長女が休み出した頃に長男が少しづつ学校へ戻り出し。
動き出すとそれはそれで心が乱れて
長男は少しづつ学校へ戻り、
高校はそのまま内部進学させていただき、高校からはほぼ休まずに登校しています。
長男が復学したけれど、長女の不登校は長引き、中学1、2年はほとんど行きませんでした。
もうその頃には不登校のしんどさはあまりなく、(行くか行かないかのハラハラはありましたが)
結構周りの友達や近所の人にも子どもたちのことを隠さず話していました。
こうなると不登校もベテランの域だなあと自分で思っていました
そして5年経った今、ようやく長女も
「学校が楽しい!」
と言って毎日通い、文化祭の実行委員も立候補し、バイトも始められました。
何より
「明日は〇〇があるから楽しみ!」
「今日は〇〇に行けるから楽しみ!」
と毎日たくさんの楽しみを口にするようになりました。
学校へ行けるようになったこともそうですが、
この長女の前向きな気持ちへ変わったことが回復したなと思えます。
今日たまたまスーパーに買い物に行った時に、なぜか以前の癖の左腕を後ろへ回して紐をギュッと握っていて
久しぶりにこれやったわー。と少し驚いてブログで昔のことを振り返ってみようと思いました。
ブログを読んでいただいて、
子どもたちのよかったことばかり最近書いているので、もしかして回復途中のお子様がいらっしゃる方は胸が痛くなったり、
辛い思いをされてしまうかもしれないとブログを書くことを最近迷う時もありました。
私は不登校のどん底の苦しい時期、いろいろな不登校のブログを読ませていただき、回復したお子様の様子を読ませてもらい、
「いつか、うちの子たちもこのお子さんの様に元気になれる!」
と希望を見出していました。
もし私のブログを読んでいただいた方で、「うちの子もいつかこんな風に元気になれる!」と思っていただけたら嬉しいなと思っています。
もちろんうちの子たちもこれからまだまだ紆余曲折あるだろうと思いますが、それもまた読んでいただけたらと思います
長文お付き合いいただきありがとうございます😊