その時に10年後の自分に向けた手紙を書き、10年以上経った去年の秋にそれを取り出したのですが、もちろん私は行ける状況ではなく…
そして、友達が預かっていてくれたものが昨日届きました
何が書いてあるかとドキドキしながら開けてみると、そこには将来への希望を持ち、自分はとても幸せだと言っている自分がいました
当時の彼氏とのプリクラが貼ってあったりもして、ちょっと複雑な気持ちにもなりましたが…(笑)
恥ずかしいので多少修正してますが、20歳の私は以下のような手紙を書いていました
『今のあなたはどんな生活を送っているのでしょうか?
結婚して、そろそろ子供も何人かいたりするのかな。
これが現実になっているかは分からないけど、20歳の私にとってはこれが夢であり、理想の姿です。
今の私はとても幸せです。
優しい家族や楽しい仲間や囲まれ、東京での生活を満喫しています。
あなたも今幸せですか?
あなたが幸せに暮らしていることを期待して、これからの10年を歩んでいきます。』
弘士郎がお空に行ってしまってから、自分が幸せなのかと自問することもなかったし、無意識のうちに幸せなはずがないと思っていた気がします。
周りから見たら、子供を亡くした不幸な人間だと思います。
可哀想な人だと思われているかもしれません。
今でも毎日寂しくて、弘士郎を想っては涙が溢れます。
でも、今の自分は『幸せか?』と問われたら、間違いなく幸せだと答えると思います。
子供を授かり、出産し、弘士郎のお母さんになれたことは、人生において最も幸せなことだと思っています。
私が弘士郎のお母さんであるという事実は決して消えることはありません。
なので、私はこれからも一生幸せであり続けられると今は思います。
弘士郎、お母さんを幸せにしてくれてありがとう
寂しくたって苦しくたって、可愛いあなたがいた事実が私を幸せにしてくれる
今日も弘士郎のことをたくさん想ってるよ