夜が行ってしまうとき
夜はときどきポンと
藪から棒みたいな気づきの玉を
置いて行ってくれる。
それはすぐに溶け始めて
朝が来たとき行ってみても
もうそこにはない。
だから
本当は毎日
置いてくれているのに
わたしがぐうすか寝ていて
まるで気づけてない
のかもしれない。
藪から棒というのは
本当にポンと前後関係なく
あ、あのときあの人が意図してたのは
こんなことだったんだ
とか
わたしはこうだと考えていたけど
実際はこうだ
とか。
どれも、まったく、思ってもみなかった内容。
突然のそのピースで
パズルがぴったりと合う。
夜さんありがとう。
朝が来る前
未明のなかで
夜という人物がさっと去っていくのを
感じます。
これは週末のもので
今朝は
子どもの持っていく
大きなおにぎりをせっせと結びました。
焼いた鮭に高菜漬を包むみたいにして
入れてみる。
1日、佳く、過ごせますように!