干支の紀年法について | 運命ハック

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オリジナル占術を幾つか編み出しましたので、それを用いて不定期に占っていきます。
今後も独自の占術を産み出し、完成させていきます。

九星、十干、十二支の年運が揃って木の雷となる1914年を見てみると、

1914年2月。
九星、年・冥、月・地。
十干、年・雷、月・空。
十二支、年・雷、月・雷。

で、月運が一致しませんね。
その理由は時を遡れば分かります。

1912年2月。
九星、年・沢、月・山。
十干、年・水、月・水。
十二支、年・水、月・雷。

ここで年運に冬至の水が出てきます。
前年の冬至を含む12月を見ると、

1911年12月。
九星、年・山、月・水。
十干、年・沢、月・天。
十二支、年・海、月・水。

これで九星も十二支も、少なくとも月運は前年の冬至に端を発していることが分かります。
十干の月運は何故か冬至でなく立春に水を合わせています。
この辺りの塩梅は流派により異なるようです。


九星は現在の月命星で当たってますので、既存のルール通り冬至を基点とする考え方に一理あると言うことを認めないわけにはいかないでしょう。


では、何故冬至に意味があるかというと、恐らくは六行数理術の始まりのエレメントである水が、水火冥の三角の起点だからです。

また、木が起点なのも木土金の三角のスタートだからですね。


十干と十二支は水を定めたら2年後が雷なのは、大運の順番的に確定なので分かりますが、九星は明らかに水でなく木の始まりである五黄土星の冥に合わせてます。

しかし月運は水に合わせてますので、それが何故なのかは謎です。


ここで、1912年の60年後の1972年2月に着目すると、
九星、年・水、月・山。
十干、水、水。
十二支、水、雷。

で、年運に水が集まります。
ここを基点とするなら立春に木の雷が集まると言う仮説は瓦解します。

結局、これは占者の恣意的な判断に左右され、確定的な決まりはありませんね。

問題は占いが当たるか、ですが、バーナム効果でそれも中々判断が難しいと思います。
私も今までの紀年法で問題なく占ってきましたから、それが間違いだったと言われても気が付きようがありません。

この曖昧さが実在の星を使う占星術との違いです。
干支を使う東洋占術はイデア界から降りた数理と言う実体のない抽象概念を使うので、最悪何一つ当たらない危険性もあります。