東洋の占術では立春を一年の始まりとし、そこから干支が切り替わりますが、十二支の月柱は冬至のある12月から始まり、九星の日命星も冬至と夏至を順行逆行の切り替えとしています。
それはなぜかと言えば、冬至は日照時間が一番短く、立春はおおよそ気温が一番低いからです。
冬が寒いのは地軸の傾きにより日光の当たる角度が低いためです。
気温は大気や海水の対流により変化しますが、冬至に日照時間が最少になって地軸の傾きから日光の照射エネルギーも下がり、一ヶ月と少しの間に気温はぐんぐん低下し、立春の頃に上昇に転じ、新年が始まると言うことです。
日照時間と気温は生物の生活サイクルに大きな影響がありますから、そこを占術の基点にするのは理に適っています。