これまで由宇人・私たち家族を応援していただいた皆様へ。


去年の8月末にニューヨーク・コロンビア大学病院へ渡航してから9ヶ月が過ぎました。
ようやく「帰国」が現実となりました。

渡航後すぐに大量の脳出血をおこした時は、これからどうなってしまうのかという絶望感でいっぱいでした。
あの時、目を見開き、頭を叩きながら泣き叫び、声も枯れ、想像もつかないほどの痛みと闘う事、1日半。
移植チーム、脳神経外科、総勢50名にも及ぶ先生方により手術が決定。
LVADも着いていたためリスクもとても大きなものでしたが、脳神経外科先生の完璧な執刀、由宇人の生きたいという力が繋がり、奇跡を起こしたのでした。

今までの心臓移植の渡航患者さんのなかで一番リスクが大きかったことを後に聞かされました。

傷の痛みとの戦いもありましたが術後の経過も良く、その後3週間が経つ頃にドナーの方の善意により心臓移植手術が無事に行われました。

改めて今の衣食住の普通の生活が出来ることを由宇人に関わる全ての人に感謝いたします。

帰国は5月29日の夕方に成田空港へ到着します。

それまで気を抜かずに行くのみです。

今はホームティーチャーの先生と勉強中です。

明日は最後の外来、感無量です! 外来なので今日の夜から絶食になります。早起きもしなければならないので今日は今からバタバタと忙しくなりそうです。

でも、最後の外来、今が忙しくても足取りは軽く、由宇人のこの姿をしっかり報告して笑顔で病院を出たいと思っています。

皆様、本当にありがとうございました。