女性書家紫舟(ししゅう)
さんが智くんについて話してくれていています。




2017年冬、嵐の大野さんがアトリエにいらっしゃった。

「その時に『大野』と書いてほしいと要望をいただき、急でしたが目の前の方をそのまま書き写してみようと。
最初は、穏やかなやさしさを筆でひきはじめた墨蹟が、いつのまにかグルグルした渦となり、無間にみえる渦の中にいる大野さんに仕上がった


 
その説明をした後、
大野さんからは、何年も絵が描けないことや、何を描いていいのかわからないと、収録中にお話をしました。

モノが作れる者の自由とは、創作の中にある。

ものを作るその瞬間は解放され自由になれる。

その自由の中に入れない苦しみを、同じ表現者として感じていました。



活動休止が寂しくても、『自力で渦から抜け出る“選択”を下した』大野さんは大きくて立派な方だと感じています」