地上波放送は 一種のお祭りですよね。
全国同時公開の応援上映でもある。



こんなふうにみんなと盛り上がる事もなかなか難しくなって来たので、こういう貴重な時間も大事にしていきたい。

本当にTBSさんには感謝です。

異例なゴールデンの枠で放送してくれたこと。
スポット等で盛り上げてくれた事。
確かにカットも多かったけど、決められた時間の中で、多くの規制がある中で、これ以上ない編集だったと思います。
20分近くカットしなくちゃいけなかったわけで。


ほんとね。
欲を言えば色々あるよ。
20分近くカットだったから、最初ダイジェストのように感じる部分もあって、うちら複数回視聴組はともかく、初見さんには分かりにくいストーリーになっていないかって心配もあった。

実際やっぱりストーリーの展開の速さを指摘してる初見さんも多かったし。
でもそれも、後半のあの怒涛の展開を思えば仕方の無い事。


あそこは全部が見せ場だから。


『カメラを止めるな』の時もワンカットで撮影した前半の17分をノーカットでCMを挟まず放送して、テレビの演出の仕方が絶賛されていたけど。



『忍びの国』も愛のある編集でした。
普通エンディングの曲ってカットされるから、『つなぐ』がどうなるか心配でした。
あの部分は曲はもちろんなんだけど、無門とねずみさんのやり取りがね。
胸を打つからね。

曲のタイミングをずらすという手法を使うとは思わなかった。
限られた時間内で色々と考えてくれた工夫が伝わりました。



そりゃ残念な部分もあるよ。
城の建設の所の吹き矢は、必ず笑い声が上がる笑いポイントとしても、今後の吹き矢の伏線としても大事なポイントでもあったし
忍びの集結部分はこの映画のひとつの見せ場でもあるから。
でもストーリーに影響でない部分でのカットって考えると、他の部分が削れなかったのも分からなくはないし。
智の歌声はやっぱり有料なんですね(笑)


とにかく地上波放送が決まってから本当に楽しい日々でした。
放送される前から日本だけじゃなくて世界のトレンドにも長時間入っていたり
Twitterのデイリー映画部門は当然1位だし。


でも、トレンド。
これはわかるんだけど
面白いのが放送前からAmazonや楽天のランキングで『忍びの国』の順位がかなり上昇してたこと(笑)

放送後ならわかる。

現に放送後は
たとえば具体的な例を上げると
忍びの国 豪華メモリアルBOX【Blu-ray】
邦画売上ランキング
セブンネット 1位
楽天 1位
Amazon 2位
とかだったし。


見る前から売れてるのが面白かった。




視聴率も出てましたね。
いつも視聴率まとめてる人も言っていたから確定なのかな。
正式発表されたらまた追記しますが
(現時点では未確定)


忍びの国
視聴率8.9

前も書いたけど
カメラを止めるな
が、今年の金ローでの最高視聴率で11.9。


実写邦画地上波初放送視聴率
『ちはやふる 結び』 6.3%


1月2月のデータ
 ルパン三世 イタリアン・ゲーム 7.1%
 ルパン三世 グッバイ・パートナー 8.7%
 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリ 6.9
ラ・ラ・ランド 7.5%

有名タイトルでもこのくらいだし。
アニメやよっぽどの大作じゃないと今は視聴率取れないですから。

TBS製作映画はヒット作でも地上波初放送は一桁なケースが多いですからね。
結構取ったなという印象。


とりあえず興行的にも作品的にも近い比較対象の『海賊と呼ばれた男』

8.4% 
金曜ロードSHOW!
「海賊とよばれた男」
地上波初放送 
主演・岡田准一

これがひとつの基準だったんで
火曜日で、映画枠でもなんでもない枠での8.9て結構いい方ですね。

一安心かな。


反響的にも
熱視聴的にも
本当に楽しかった地上波初登場。

一般の人の感想を聞くのも楽しかった。
ファンの子が盛り上がっているのを見るのも楽しかった。
Blu-ray見るわけじゃなく、帰ってすぐテレビにかじりついている自分も楽しかった。

川の殺陣で『早回しじゃないんだ凄い!!』って言っている人に
『本当はもっと速かったけど、分かりづらいから少し遅くして撮影したんだよ』って言って回りたい今日この頃です(笑)