先週の水曜日、なっちゃんは、地元のPrimary School(小・中学校)を卒業しました!

2年生の時に、イギリスから引越してきて、8年生の今年まで7年間通った学校です。


こちらの学校には、入学式はなく、なっちゃんの学校は、小・中学校が一緒なので、8年生になった今まで、一度も、セレモニーらしきものに参加したことがありませんでした。

今、2年生、3年生・・・・と数えてみて、改めて、7年経ったんだ・・・・と、時の流れを感じます。

イギリスからこちらに引越しして、二人の娘を、新しい学校に連れて行った時は、まだ、二人とも小さくて、恥ずかしがりやで、なかなか、新しい環境に馴染めない子達だったので、心配で心配で・・・・。


それが今では、一端のティーンエイジャー!


高校のプロムとは違いますが、女の子達は、ここ一番のおしゃれをして、セレモニーに臨みます。

(一人だけ、Tシャツにビーチサンダルの子がいたけど!)

男の子は、ラフな格好の子も多いと聞いていたけど、スーツを着ている子がたくさんいたし、ほとんどの子がYシャツ&ネクタイをつけていました。 みんな、けっこう、格好いい!


なっちゃんは、ホルターネックのターコイズカラーのドレス。シンプルだけど、ちょっと大人っぽいワンピースで、黒いコサージュを胸元につけました。

そして、初めてのハイヒールのシルバーのサンダル。

次の日がスケートの試合だったので、豆ができると大変なので、バンドエイドを、事前にいくつも貼っていましたけどね(笑)


このドレスを選ぶのが大変で、なっちゃんにちょうどいい子供サイズだと、プリンセスタイプのドレスしかなく、それは、ティーンエイジの端くれの彼女の好みには合わず、大人サイズだと、合うサイズがなかなかないし、特に、胸の寂しい(苦笑)なっちゃんには、ストラップなしのドレスだと、支えてくれる胸がないと、ドレスが、ズリズリ・・・と下に落ちていってしまうし・・・・。

何日も何件も、ドレス探しをして、やっと見つけたのがこのドレス。

ホルターネックだから、胸がずり落ちることもないし、XXSだから、サイズもピッタリ。

色も、なっちゃんの大好きな青系。

そして、なにより、卒業シーズン間近で、クリアランスの時期だったので、お値段も、Good!


卒業式は、お隣のハイスクールの講堂で、まずは、卒業セレモニー、そして、先生・親・子供達が参加してのレセプション、そして、子供達だけが残って、ランチ→ダンスパーティと続きます。


数年前までは、クラスのボランティアや送り迎えで、毎日のように会っていた、なっちゃんのお友達も、学年が上がるに連れて、一部の親しいお友達を除いて、あまり顔を見る機会もなくなっていたので、卒業式で、久しぶりに顔を見る子達がたくさんいたのですが、どの子も、しばらく見ないうちに、本当に素敵なレディに変身していて、もう、本当にびっくり!

特に、みんなドレスアップしているので、なんか、もう、タイムスリップでもしてしまったかのよう・・・。

こういうとき、ああ、親の自分が年をとるのも、仕方ないんだなあ~と実感したりして。


講堂には、まずゲストが先に入って、拍手で子供達を迎えます。

なんだか、ちょっと、ジ~~ンと来てしまいます。


校長先生が卒業生にメッセージを述べ、卒業生代表の女の子二人が学校生活の思い出を語り・・・・。

そして、様々なAwardsが授与されます。

なんか沢山ありすぎて、書ききれません(というか、覚えていません)

それぞれの賞で、名前が呼ばれる度、友達から歓声が上がり、壇上に上がって、盾やメダルが授与されます。

なっちゃんのお友達の名前も何人か呼ばれ、なっちゃんの席のまわりで、歓声があがります。


そして、最後の賞が、Outstanding Academic Achievement Award


English Program, French Program, Gifted Programの3つのプログラムから、それぞれ一人ずつが選ばれるのですが、Gifted Programで呼ばれた名前が、なっちゃんでした。


こんなことを書くと、本当に親ばか丸出しで、自分でも、「ばかみたい・・・」と思うのですが、

彼女のもらってくる成績表は、いつも、ストレートAで、成績だけみたら、この賞を貰えるかも(あくまで、かも・・です)、とは予想していたのです。


でも、私が、この賞に、なっちゃんが選ばれて嬉しかったのは、そして、この賞に、なっちゃんが、値すると思うのは、成績がいいからではなくて、なっちゃんが、本当に、努力して、がんばって、だから、この賞を貰えたからなのです。

なっちゃんは、他の子達と比べてお勉強が特に出来る子だとは思わないし、実際、器用な子じゃないし、要領のいい子じゃないので、いつも、時間に追われて、でも、中途半端では終われない性格が、良くも悪くも働いて、見ていても可哀想なくらい、自分を追い詰めてしまうことが多いんですよね。

いい加減な私は、「もう、これだけ、やったんだから、もういいじゃない」って言ってしまう事さえ、あるんですよね。


だから、卒業という最後のセレモニーに、こうして、賞を貰うことができ、みんなに、おめでとう!と言ってもらえたことは、彼女にとって、とっても大きなことだと思うのです。

どんなに頑張っても、なかなか、自分に満足できない、なっちゃんに、神様から、

「ほらね、なっちゃん。なっちゃんって、けっこう、いい線いっているんだよ!」って褒めてもらったのかもしれません。


賞が授与が終わると、一人ずつ壇上へ上がって、卒業証書をもらいます。

みんな、なんだか、照れくさそう。

最後に、幼稚園から8年生までの学校生活を振り返るビデオが流され、そして、また、ゲストの拍手に送られ、子供達が退場。

なっちゃんが、一番通路側に座っていた私に、

「ママ、これ、もらったよ!」と嬉しそうに、盾を見せてくれました。


9月から、なっちゃんは、ハイスクールに通います。

近くのハイスクールではなく、アカデミックで評価の高いダウンタウンの学校に行くことを、彼女は選びました。

スケートと両立したいのなら、近くのハイスクールの方が、時間的にも体力的にも学業の面でも、メリットが多いのですが、本人の決めたことです。

ま、丸ごとアカデミックな彼女の父親の意向も、多大にあるのですが、最終的には、彼女自身が納得したことなので、やはり、彼女が、頑張るしかないでしょう。


あ、でも、ハイスクールでは、適度に手を抜くことも、覚えた方がいいですね、なっちゃんは、きっと。

あくまで、適度に、ですけどね。