土曜日の京都のレッスンを無理を言って 少し時間を早めてもらい、奈良に飛んで帰り、「八戸ノ里」駅前の 東大阪市文化創造館の大ホールに行ってきたよ。
何を見に行ってきたかというと。。。「見に」じゃなくて、「聴きに」なんだけど
坂東玉三郎です
高校生の時に始めて 彼の舞台を学校から観に行き 衝撃の女形の美しさに見惚れてから 京都の南座や、大阪の松竹座で、何度か舞台は観てたよ。そういう彼も御歳72歳。
今回は彼が一人で ステージで喋らはるというので、どうしても 肉声が聴きたくて
行って来たわけさ
さて 幕が開くと ステージに彼一人がポツンと。 そしてとつとつと語りだす。
最初は 自分自身と大阪との関わりなんかをポツポツと。。
中盤から、あらかじめアンケートで募っていた質問に答えるという形式になったとたん。。。彼の考えや、素顔が、明らかに。
特に
機械に頼らず(おそらく、ケータイとかリモートとか、映像とか。。のことかな?)人と直接関わり 話して 感じて そういうのが大切だと思う。。って そういうクダリには グッとくるもんあったし、会場からも大きな拍手が。
彼は古典芸能の世界で生きてきて、私はフラの世界で、生徒さんたちと踊ってて、
もちろん 文化的レベルは月とスッポン🐢なんだけど。。。なんかねえ。。そうそう!そう思うよ。ってことが いっぱいあって
泣きそうだったよ。
この会場に足を運んだ人たちは 皆そう思って帰ったんじゃないかな。
このあと、人間国宝の胡弓、三絃奏者の
富山先生親子の ちょっぴり楽しい地歌「勤行寺」があり、一転 玉三郎が 一人舞う幽幻な「雪」を観たよ。
玉三郎が純白の衣装で、細かい雪と 2本のぼんぼりのステージで舞う踊りは 人間とは思えないくらいの静けさと 優美さと。。。清琴先生!!!あかんわ!
胡弓はあかん!! このあたりで、睡眠不足の私は気を失ってしまった
玉三郎の余韻を胸に 奈良に帰って
最近ハマってるフレンチで 幸せな一日を完了
神様へ
この世に 素敵な贈り物の数々
素敵な踊り 素敵な食べ物 素敵な飲み物
をありがとうございます。