「もう、いつ死んでもよいかなと思っています。
どうして一度言われたことがきちんとできないのか情けなくて」
ーAD/HDがある青年、Kさんの言葉
AD/HDの人は、常に必死に努力しています。
AD/HDの特性は、先天的な脳機能不全によるものです。
まわりの理解があってこそ、治療や対策する力が生まれてきます。
AD/HDには、3つの特性があります。「多動性」「衝動性」「不注意」
子供のときの特徴は、
多動性: ★じっとしていられず、落ち着きがない。
★ただ元気なことは違って、静かにしていないければならない 状況でも走ったり、部屋をとびだしたりする。
衝動性: ★何かをしたいと思うと、結果を考えずに行動する。
★判断と行動が早すぎる。
★周囲の人には無遠慮な行為にみえるため、責められやすい。
不注意: ★注意力に欠ける。
★集中するのが苦手で教師の話やテストの最中にボーットする
★好きなことには過剰に集中する特徴もある。
小学校に入る7歳までに発達障害がみつかるようです。
大人になって特性が目立たなくなっている人は、
みんな影で相当の努力をしていて、
「治った」のではく「切り抜けている」のが現実。
ただ多動性が弱くて目ただなかったり、自分で努力していて
大人になるまでAD/HDに気づかなかった人もいます。
大人なると。。。
子供の頃問題となりがちな多動性は、大人になると目立たなくなり
「不注意」が生活上の大きな問題となることが多いようです。
忘れ物や仕事上のケアレスミス等が
目立つようになることがあります。
不注意:★ある程度の注意力は持てるが、持続することが難しい。
★上司やパートナーの話を聞けない。
★金銭の管理ができない。
★約束があるのに、のんびりして友だちを待たせてしまう。
多動性:★目立った行動は減り、小さなクセのような形で残る。
- 足を組み直す
- よくしゃべる
- 身体の一部をうごかす
衝動性:★思いつきをすぐに行動に移す形で残る。
★勤務中の口論
★衝動買い
★不用意な性的関係
理解を深めることで、当事者の苦しみ、まわりの苦しさを解決できるよう
取り組んでいきましょう。
引用図書:
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