お出かけ♪…香り展編

昨日の朝は雨が強かったので、ブログの更新など少しのんびりして10時半過ぎに上野へ出発しました


まだ雨が少し残る上野は、緑が濃く雨に洗われ、
ホントに清々しくて、ただ歩くだけでも森林浴気分ー




さてさて
今回、上野へ行った目的はこれ↓

「かぐわしき名宝　香り展」




アロマセラピストという香りのお仕事をしている私。

香道とアロマ

分野は違えども、香りがテーマなのは同じ。

日本の香り文化への興味や、今週末の5月29日までという期限があったりもしたので…

ふらりとひとり東京芸術大学大学美術館へ行って参りました。



会場の入り口の自動ドアが開いたとたん

ふわりと香ってきた不思議な香り


アロマとは全く別物の、
それでもなじみ深く安心感さえ感じるような…

そんなベースノートの香りが迎えてくれました。



通常、美術展や展覧会は視覚がメインですので
他の感覚器はほとんど使わないのですが…

この香り展は五感を使い、知識として香りを理解し、
さらに記憶を呼び起こしたり記憶にとどめたりと
人間の感覚をフルに使うような、そんなおもしろい企画です。


仏教と一緒に日本に入ってきた香りの文化は
平安時代の文化や、武士の生活にも影響を与え
そして、はるか昔から女性の美しさを際立たせる小道具として深く係わっておりました。


香りの原料はアロマオイルと共通するものも多いけれど
きっと、日本で日本の生活になじむように進化してきたんだろうなぁ。


アロマセラピーとは、やはり似て非なるものではありましたが
行って実際にいろんな香りを体感できてよかったです




ミュージアムショップで出あったものたち


「夜梅」という名の名画

速水御舟が描いた月と梅

実物は、闇から香りが匂い立つような
とってもステキな絵だったので
ポストカードと一筆箋を購入しました。

このポストカード、絵の部分を軽くこするとほのかな香りがするんです


そして、香りに纏わるエッセイ集
本との出会いは一期一会。


こちらは、本を開くとほのかにバラの香りがすると書いてあります(?)

ページをめくる楽しみだけでなく、そこからふわりと香りが漂うなんて
読書好きにはたまらない趣向だわ



たとえその香りがバラって感じがあんまりしなかったとしてもね





昔、絵をこすると香りがする絵本とか、
雑誌の付録とかあったなぁ…なんて思い出しながら買いました


香り展だけあって、グッズも香りが楽しめるものが多かったです



この後、芸大美術館を出てから、国立西洋美術館で開催されているフェルメール展を観ようか
はたまた写楽展を観ようか、どうしようかさんざん迷って…


結局、日暮里方面、谷中銀座のほうへ歩き始めました


そこで出会った美味しいものは次の記事につづく。。。