最近、soulさんの記事で
脳性麻痺の治療に臍帯血が有効なことを知った。
soulさんは別に臍帯血移植について語ってたわけではなく(笑)
私が勝手に
これを読んで、たくさんの"たら、れば"の妄想をしてみた。
←妄想族ですから～
もし私が歩けてたら。
もし私の体幹がしっかりしてたら。
もし私の右手がうまく使えてたら。
ここまで考えて、思った。
なんにも浮かばないの。
あんまり欲望ないんだなぁって。
つまり、やっぱり今の状況が当たり前だからこれで満足なんだよね(笑)
じゃあ逆に、私が脳性麻痺じゃなかったら。
そう考えてみた。
健常者の私、なんてそれこそ妄想でしかないけど。
私のこころの成分というか性格の半分はもともとのもので、残りの半分は障害に影響されてるんだと思ってる。
つまり、私のこころの50%は障害に関わらず持ってるもので、残りは障害のおかげで持てた要素ってこと。
私が脳性麻痺じゃなかったら。
何か一つのことをするためだけに粘ったり、自分の希望を強く訴える強さも持てなかったはず。
"障害=かわいそう=無関係"
そんな固定概念の中で、ずっとずっと生きてきたと思う。
マイノリティーの気持ちとか、考えたこともなかったんじゃないかな。
当たり前のことは当たり前にできて当たり前、そんなプライドが私を邪魔して、今みたいにできないことがあっても堂々となんて生きていられなかったかも。
ひとつひとつに生き急いでばっかりで、お礼を言いながら生きることも、ひとのあたたかさをこんなに感じることもなかったはず。
(親友からの去年の誕生日プレゼント)
何より。
こんなにありがとうで溢れる世界を知ることは絶対になかった。
ありがとうの涙の存在も、きっとこんなに早く知ることはできなかった。
それくらい、私にとって障害は、脳性麻痺は、いろんな大切なことを身を持って知らせてくれるものだってことに
最近気がついたの(笑)←遅
辛いことももちろんあるし、これからもあると思うけど。
それを吹っ飛ばすくらいのパワーを私は持つことができると信じてたら
いつの間にか本当に持てて、ぜんぶ消化できてた、ってことがたくさんあった。
そのパワーの原動力は、何度も言うけど支えてくれてる人達なんだよね。
一人じゃ絶対無理だった。
私は出逢うものすべてに意味がある、と思ってて。←宗教ではありません
その時はもう無理だ、最低だ、そう思うことがあっても振り返ってみるとそれは必ず私の糧になってるの。
そうやって意味を見出せて初めて、消化できたことになると思ってる。
私はね、これに数年費やした出来事もあるよ←
私には、脳性麻痺じゃない自分ってものが想像できないんだけど。
私は、健常者で産まれてきてたら人のことも考えずにばりばりチャラく生きてた可能性もあって。
わかんないけど。
それをマイルドにするために、感謝の気持ちをめいっぱい感じて存在価値を自分で見出せるようになるために、自分と同じくらい他人も好きになるために、脳性麻痺を持って生まれたのかもしれない。
もしくはこういうことを伝えるために、私は脳性麻痺を持ったのかもしれない。
なんでもいいけど。
こういう気持ちを持てたのは間違いなく脳性麻痺のおかげだから、
この気持ちはずっと持っていたいから
私は、
脳性麻痺は治さなくてもいいや～
と、思ってる。
脳性麻痺のおかげで劣ってるものより、得たものの方が明らかに多いんだよね。
だから別にいい。
もし私にしかできないことが本当に見つかったら。
私はそれをするために、なるべくしてなった運命ってことだね。
脳性麻痺のおかげでいろんな感情知れてるし、経験値上がるし、なかなかいいよ←
もはや脳性麻痺に感謝すら湧いてきそう。
…と、こういうことよく書いてるけど
普段は普通の女子高生ですので！！
悟り開いてないから！！JKらしい生活もちゃんと送ってるから！！←なんのアピール
(先輩の3送会で先輩より盛り上がる2年の図)
こんなふうにあらためて書かなくても
学校の友達と私の障害をどうしたらプラスに活用できるかはいつもアイディア出しまくってて
それはそれで楽しい。
脳性麻痺と私は
産まれてから死ぬまでずっと相棒確定だし
仲良くやっていこう～
とあらためて決めたみっくんなのでした♡