先週1週間、オンライン研修。


1日だけ丸一日研修だったので
在宅勤務に切り替えさせてもらったのですが

在宅勤務って
最 & 高


まぁ、たぶんたまにだからこう思うだけで、毎日在宅だったら出社したいと思う気がするけど

通勤ないし、座ってるの疲れたら休憩時間にゴロゴロ休めるし←

肢体不自由の人にとって、在宅勤務が新たな可能性と言われている理由が分かりました。
これは楽だわ(・∀・)



***


入社して3ヶ月、私が障害当事者だからなのか、それともただただそう思うのかわかりませんが、最近の私がもやもやしたこと。



事例検討ワークで、
車いすユーザーの利用者が「職場の建物の段差がちょっと大変で…」と支援員に訴えてきた時
利用者と企業の間に入る就労支援員として
企業にはどんな合理的配慮を、どんな言葉で依頼するか?
というのがありました。

「ちょっと大変」って何がどう大変なのか全然分からんというのは置いといて
ちょっと引っかかったのは
模範解答例で出されていた合理的配慮例。


オススメ順に
・出勤退勤時間を決めて、職場の人が建物の出入口で待ち合わせて介助する

・その辺の方に協力をお願いできないか話を通す

・スロープの設置を検討する

というもの。


スロープ設置が
一番じゃないのね…(笑)


スロープ設置って、ネットで簡易スロープとか売ってるし1万前後で買えるものもあるんだけど

イメージ的に(支援者側も)コストが高いと思ってるんだなぁ…という私の気づき。


「時間を決めて介助する」のは一見すると楽そうだけど
決まった時間にしか建物の出入りができないのは不便だし、毎回待ち合わせるのも地味に気を遣う。介助する側も面倒。
絶対途中でお互いにストレスになるよ←


「その辺の人にお願いする」は
わざわざ事前に話通さなくても良いんじゃね?と思うし←
それは支援者が伝えるよりも、本人がその都度助けを自分で求められるように支援することが一番な気がする。




だいたい、車いすじゃない人は好きな時に建物に出入りできるんだから
車いすが理由でそれができなくなるのはおかしい。
好きな時に建物に出入りができる、その機会の公平性を保つのが本来の合理的配慮じゃない?

でも、そういう、「合理的配慮を必要とする側の心理的負担」ってなかなか見えづらいんだなと思った。



…ということを
思いっきり感想欄に書いたら
「確かに…!」上司に関心されました( ¯•ω•¯ )
怒られるのかと思ったよビビったよ(笑)
こういうことにオープンでいてくれる会社で良かった

やっぱり、合理的配慮って
本人の気持ち抜きに考えちゃダメよね(笑)






入社してからのもやもや②


どうして障害者雇用って
データ入力か清掃業務が
圧倒的に多いの??
世の中の仕事、それだけじゃないよ??


という、もやもやというかイライラ。笑


もちろん、
そうじゃない企業もたくさんあります。
私のように障害者雇用としてカウントはされても、業務内容や昇進の機会は障害がない人と同じように与えられてる企業もたくさんある。
だけど、そうじゃない狭い視野の企業もたくさんあるのもまた事実。
たまに、「〇〇障害の人は応募NG」とか書いてる企業とかあるけど、普通に差別だと思うー。アメリカなら訴えられてるよ← 私もその企業とは直接関わりなかったから何も言えなかったけど。


障害者、と言ってもたくさんの障害があって障害のない人と同じようにそれぞれ得意不得意があるのに

どうして簡単な軽作業かデータ入力か清掃しか求人がないんだろう、と悔しくなります。

結局それって、その人個人の能力を見る気がはじめからないじゃん、と思ってしまう。
実際に私の障害のある友達の中には、職場の障害者雇用の業務内容がすごく限られてることで障害者雇用枠ではなく一般で入って英語通訳の仕事をしてる人がいます。
障害者雇用の業務内容はデータ入力しかなかったんだって(怒)その人その辺の日本人より全然英語できるのに、障害者雇用になるだけでそれが生かせないのおかしいよね。



でも、もっとイライラするのは
そんな風におかしいと思ってるはずの障害者雇用を後押しする現場の支援者でいないといけない自分。


毎日利用者さんにデータ入力とか事務処理の練習してもらって、どうしたらもっとできるようになるかを一緒に考える。

それが私の仕事。それだけじゃないけど。


でもそれって、結局、「社会が求める障害者雇用の求人像」に利用者さんを当てはめようとしてるだけな気がしてる。

データ入力か事務処理か清掃ができたら働けますよ、だからこの中から得意を見つけてね、って間接的に利用者さんに伝えてるようで
そんな自分がすごく嫌です(笑)


ぶっちゃけ、私の方が利用者さんよりデータ入力も事務処理も時間かかってるし好きじゃない。笑
「作業訓練のモチベーションが分からない」っていろんな利用者さんに言われることあるんだけど、私はその気持ちすごく分かる。笑 
いつもいつもタイピング練習とか清掃作業とかじゃ飽きちゃうよね。

それでも、できなくても、遅くても、
私は働くことができてる。


だから、事務処理ができなくても清掃が好きになれなくても、他にも仕事はたくさんあるよ!
って声を大にして言いたい。
それなのに大きな声では言えない障害者雇用の求人の現状と、私の小さな立場がもどかしい。



事務処理が苦手でも、めちゃめちゃクリエイティブな才能があったり。

人と話すのが苦手でも、プログラミングに詳しかったり。

難しい言葉が理解できなくても、家事能力がすごく高かったり。


そういう人達がたくさんいるのに
その人達の良さを引き出せる働き方を一緒に考えていけないのが
私はずっと悔しいなーと思っています。





学生の時、発達障害専門の先生から聞いた話。


言葉は話せない重度の自閉症がある利用者さん達も社会に貢献して繋がりを持つべきだと思った先生が、
利用者さんの”綺麗好き・こだわりの強さ・集中力”を活かした就職先を探すために
地元の銭湯に先生が何度も頭下げて通って、結果的にその銭湯の専任の清掃員として働けるようになった話とか思い出したんだけど

なんか、そのくらいの気持ちを持って
それぞれの就職先を開拓したい。笑




障害者雇用、なんて分けるのやめて

障害の有無に関係なく

それぞれがそれぞれの得意分野を
補い合って働ける環境があれば

そこに障害はなくなるのにな。



…ということを考えるとキリがなくて
私は何をするべきかわかんなくなるから
おやすみの日はこういうこと考えないんだけど
たまにはブログに書いて整理してみた(・∀・)