泥酔姫
昨夜、銀座の行き付けバーの10周辺パーティに行った。
ジャズの生演奏に、ポールダンスショー。
お店からのシャンパン、ワイン、フードの大盤振る舞い。
同級生女子四人で、おおはしゃぎ。
元カレ達もいて、皆で更にヒートアップ。
パニック障害の薬と、大ハードな疲労で4時間程で私の電池がプツリと切れた。
お喋りしながら、パタンと倒れて寝たらしい。
ここからは、今朝皆からの連絡で得た情報。
当然、皆は私が死んだと思ったらしい。
大酒のみの私のそんな姿を、初めて見たもんだから大慌てよ。
騒ぎにならないように、皆が店に気を使い。
元カレが私を抱えてタクシーに乗せ。
付き添いの女子達に、私を家まで送り届ける軍資金と全員にタクチケを渡した。
自宅近辺で女子達は、充電器を買い、私の携帯を復活させ、マーに電話。
住所を聞いて、マンションに運んでくれた。
女子達の中で、元カレの好感度急上昇。
私に対してクレームどころか、眠り姫は美しかったとまで言ってくれる。
とりあえず、ご迷惑お掛けした皆に土下座メールをしたものの。
皆、笑って楽しかったねと返ってくる。
幸せだなぁと、身勝手な光悦感の波に襲われた。
私の廻りは、イイ奴らばかりだ。
嬉しくて嬉しくて、涙が出そう。
もっともっと、毎日を全力釈迦力に生きようと思うね。
醜態をさらしても、また優しくしてもらえるように。
本物の優しさを持った人達に囲まれるように。
人生の最後に、あぁ素晴らしい生涯だったと感謝出来るように。