犯罪小説家 / 雫井 脩介

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

新進作家、待居涼司の出世作『凍て鶴』に映画化の話が持ち上がった。監督に抜擢された人気脚本家の小野川充は『凍て鶴』に並々ならぬ興味を示し、この作品のヒロインには、かつて伝説的な自殺系サイト〔落花の会〕を運営していた木ノ瀬蓮美の影響が見られると、奇抜な持論を展開する。待居の戸惑いをよそに、さらに彼は、そのサイトに残された謎の解明が映画化のために必要だと言い、待居を自分のペースに引き込もうとしていく。そんな小野川に、待居は不気味さを感じ始め―。全篇に充ちた不穏な空気。好奇心と恐怖が交錯する傑作心理サスペンス。





帯の「全編に充ちた不穏な空気夜」っていうのはこの本にピッタリだったなって思うきらきら!!


今回のお話は、小説家 待居が書いた「凍て鶴」を、人気脚本家 小野川が映画化する。っていうお話四つ葉

この「凍て鶴」という作品自体、不穏で怪しい雰囲気おばけ

そして凍て鶴のヒロインを、自殺サイトの木ノ瀬蓮美と照らし合わせる という話の展開コロン


蓮美の死のなぞ、蓮美を取り巻く人々、この自殺サイトで何が起こったのか徐々に明らかにされていきますパソコン


それにしても・・・ 待居のあのあからさまな態度はちょっと汗

途中から、主人公は今泉に変わってしまうし↓↓

結局、小野川はなんで落下の会という自殺サイトに執着してたのか、いまいち分からなかったムムム


最後は大どんでん返しみたいなことはなく、素直な感じで終わってしまったというのが、やっぱりミステリーとしていまいちだったかなぁとは思う・・・苦笑

でも面白くなかったというわけではなく、途中からは真相が気になって×2、待居や小野川のことを疑いだしたら、先を読まずにはいられませんでしたためいき


インパクトに欠ける作品でしたが、まぁまぁ面白かったと思いますキラキラ


キーワードは時計ですね腕時計

なんか序盤から事あるごとに、腕時計の話が出てくるなぁと思ってたんだけど、ラストの展開で作者の意図がやっとつかめましたハート