Q&A1797 夫が第二子に積極的ではありません | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 34歳で第一子を出産した年、早くも第二子を考えた時、こちらのブログに辿り着きました。自然妊娠についての記事は、長年子どもに恵まれなかった理由と、夫婦の関係を見直す良いきっかけとなりました。特に、アメリカで出産したためか、産後6週間目の初検診では、避妊の話(IUDとピル)が出てきてでショックを受けました。
私は、年が明けたら37歳、夫は今45歳です。子どもは2歳になります。今年日本に帰任の予定で、2歳差で来年の1月をリミットとして生まれたらいいねとは話し合いました。しかし、話し合っただけです。ここまで来たら、第二子との年の差は気にせず、しかし早めにとは願ってしまいます。焦るのは当たり前ですし、産後は、その事で私が怒りを爆発させました。夫は納得して黙って話を聞いてくれましたが…自然妊娠に半年以上行動が伴わない事に、松林先生はどう思われますか。激務でもありませんし、むしろ、日本にいるよりはストレスもなく、時間もあるはずです。夫婦仲は悪くないです。子どもの寝つきが悪い(同室です)ですが、夜中に一度起きる事もあります。35歳以上は、妊娠までに半年以上かかりますし、妊娠が継続するかどうかもわかりません。それは、理解しているはずですが、また一から説明しても同じ気がします。このまま年を重ねてチャンスを失うだけと思ってしまいます。話し合うべきか、それとも治療に進むべきなのか、私の気持ちが足りていないのか、どうでしょうか。

 

A よく話合って欲しいと思います。ほとんどの場合に夫婦のコミュニケーション不足があります。これは、男女の考え方が全く異なるからです。また、男性は妊娠の仕組みや卵子の老化現象をを全く理解していないことが多いです。その際のテキストとして、下記の記事を見てもらうのが良いかと思います。男性は論理的思考が受け入れやすいことが多いです。
また、男性は雰囲気作りに弱いですから、その気にさせるような場面を作ってみるのも一法です。
 

なお、このQ&Aは、約4〜5ヶ月前の質問にお答えしております。