Q&A1839 母乳育児でSLEの発症が心配です | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 37歳

2018.1.9「☆母乳と自己免疫疾患の関係」の記事を読みました。

不妊治療を経て、現在生後1ヶ月の第二子を母乳にて育てています。第一子も1歳まで母乳を与えていました。第一子妊娠前に突然光線過敏症を発症し紫外線には気をつけて生活しています。他に特には症状はなかったのですが、出産後関節痛があります。私の母親が36歳でSLEを発症し、母親に似たような症状があり今回の記事の母乳を与える事で、私もSLEを発症するのではないかと不安です。他に母方の親戚にもリウマチや自己免疫疾患の者がいて、SLE事態は遺伝性はないものの、家族歴があるとやはり発症する頻度は上がるとも考えられるとのことで、不安です。子どもの事を考えればできるだけ母乳育児を続けたいと思っているのですが、なにか気をつける事はありますでしょうか。

 
A SLEの方でも、通常は母乳育児は問題なくできます。2018.1.9「☆母乳と自己免疫疾患の関係」の記事で示したのは、あくまでも治療抵抗性のSLEの方に関してです。文面をみる限りでは、母乳育児で問題ないかと思います。
 
なお、このQ&Aは、約4〜5ヶ月前の質問にお答えしております。