Q&A1868 このまま治療を続けて良いのでしょうか | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 39歳、AMH0.4、BMI25
2014年に子宮筋腫核摘出手術実施。術後半年以降よりタイミング療法をへて、2016年より体外受精にステップアップ。初回の凍結胚移植で妊娠するも化学流産。以降、低刺激法で採卵と移植を何回かしましたが妊娠に至らず転院。自然周期の採卵を2度試みましたが、空胞で卵子が取れず。以前通っていたクリニックに戻り採卵、凍結胚移植をしています。

毎回採卵できるのが1〜3個で胚盤胞まで到達しています。一度多精子受精で不良胚となったことがありました。直近では、新鮮胚移植を2個してみましたが陰性。不育症の検査はしていません同じように治療を続けていていいのか、、妊娠できるのかとても不安です。
 

A 明らかに治療に行き詰まっていると思います。このような場合は、当院で実施している全てのオプション検査をお勧めいたします。すなわち、慢性子宮内膜炎検査、エコー動画検査、銅亜鉛検査、不育検査、25-OHビタミンD検査です。これらの全てに治療方法がありますので、全てを網羅してから次回の移植を行ってみてください。

 

なお、このQ&Aは、約4〜5ヶ月前の質問にお答えしております。