Q&A1967 ステロイド注射による不妊リスクは? | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 2018.7.20「Q&A1895 不妊症は花粉症の治療のせい?」に関して、花粉症治療の筋肉注射とは、ケナコルトなどのステロイド注射も考えられませんか。私も、ステロイド注射による不妊リスクがどのくらいあるのか気になります。

 

A 意外かもしれませんが、ステロイドホルモンは妊娠治療にも使いますし、妊娠中に用いても問題のない薬剤です(プレドニンで1日15mg程度まで)。したがって、薬剤の添付文書にもこれに関する特別な記載はありません。

 

なお、このQ&Aは、約3ヶ月前の質問にお答えしております。