サガン鳥栖 vs FC東京

2-3(長沼、富樫)

 

鳥栖はいつも通りのスタメン。

長沼のこっそりストライカーぶりは流石の物。

河原はどこにでも顔を出し、今日はピルロばりのループクロスでお膳立て。

 

 

 

左サイドの剥がし方は、まさに、上手いチームのソレ。

堀米、菊地、岩崎で何度も捌いては手塚も加えてキープする。

困っても早めのケイマンで頑張ってくれる。、

PK獲得で2-0。

富樫敬真もPKのミスを取り戻して、全てが上手くいってるように見えた前半。

 

鳥栖は念願だった2点目をゲットした。

さて問題はここからだ。

 

まず1つの命題を出したい。

試合というのは勝者と敗者がいるものだ。

 

敗戦は罪なのか?と言われれば

誰もが違うと言うだろう。

 

だがこんな試合で2点リードした状況から

3点を奪われて負けたのならば、

敗因探しをしたくなるものだ。

 

なぜ負けたのか?

 

どうして?

 

誰のせいだ?

 

 

それは最後は罪を探し、罰を与えたくなるだろう。

 

どうかサポには、そういう感情になってほしくはない。

 

敗戦はショックであり、落ち込むことであり、

ともに涙を流すものだ。

 

決して罪を犯したわけではない。

 

 

 

という前置きをした上で本題を続けよう。

そもそも久しぶりのブログ。

申し訳ない。youtube中心になり少し手を抜いていた。

 

今日は、バリやわとんこつの、永松さんと、お笑い芸人のオラキオさんにお会いできた。

 

そして何となんとこんな会話があったのだ。

 

僕「あ!ぶんたさん!youtube見てます。いつも鳥栖応援ありがとうございます。

僕もこそっと鳥栖のyoutubeやってて、、」

 

ぶ「あ、はい。知ってます。

     ブログも見た事あります。」

 

し っ て ま す ?

 

 

 

 

 

こんな世界線になるとは世の中面白いものだ。

 

 

オラキオさんに知られてただけでも奇跡的に嬉しいのに。

なおお2人ともとても気さくで優しくて良い方たちだっとことは強く記しておく。

何よりぶんたくんめちゃくちゃイケメンやった。

 

てなことがあり、ブログを久しぶりにちゃんと書いてみた次第。

 

2点リードしたあとの鳥栖は2つの課題があった。

 

・ボールの奪いどころが定まらない

・速く攻めたいのか休みたいのか

 

ようやく呪文のように唱え続けた2点目が入った鳥栖。

これで勝てる!と何人が思っただろうか?

 

プロのスポーツでそんな甘えは許されない。

 

はい、僕は思いました。

 

そして少し楽に時計を進めたいDF陣はなるべく早く前に送る

 

前は前で3点目を取りたい。

後ろにはライン上げようよ!と、思っていただろう。

 

しかし現実にはリスクを取りたくない後ろ

しかも上がるまでキープし続ける程の体力は後半には切れていた前線

 

それを変えることで解決は出来たはずだ。

 

例えばボールを持たれるなら手塚に変えて藤田

そしてリードした状態で横山を入れて

裏が空いた美味しい状況で、スピードを活かす。

 

 

しかしそうはしなかった。

 

この対策はつまりはリアクションサッカーだ。

相手に持たせて攻めさせてひっくり返す。

 

川井監督が選んだのは変えないこと。

 

2点のリードがあるならば、それを活かして自分たちでボールを持って3点目を目指すこと。

そうでなければ上位争いは出来ないぞ、と。

 

はい、そうです。

鳥栖はブラック企業です、笑

 

 

だから選手個人は成長するんですけどね。

選手を成長させることが出来るから、選手も集まる。

 

でもね今日は言いたい。

 

それは分かる。分かるよ。

 

 

でも2点リードの使い方くらい

監督が教えてあげてもいいじゃないか

 

1点取られるまではまだ分かる。

簡単なクロスで結局個の力がある東京は前半から噛み合えばゴール、というシーンだらけだった。

そこを耐えていた鳥栖は、偶然ではなく、前プレが効いて、プレスバックをサボらず、後ろが我慢して人数を揃えていたから、奇跡的なシュートブロックも多々生まれたのだ。

 

後半は前プレは弱くなり、プレスバックは遅く、CBはすぐサイドのケアに飛び出さないといけない。

 

この状況が、中央で個の力がある東京にいつかはやられる現象を作っていた。

 

なんなら2点リードしたあとの、前半からその傾向はあった。

前半おわって「言いたいことは山ほどある」と言ったのはそこだ。

 

 

さて時を進めて2-2になってからまた試合は別のものとなる。

 

横山、河田を入れて前線を活性化。

そしてチームもリードが無くなったことで前から行く。

 

 

い け る ん じゃ ん!!

 

そうサガン鳥栖はやれるんです

マリノス相手に押し込むことも、

東京相手に圧倒して崩すことも!

(ゴールは決まらなくても)

 

今日の悔しさは

単なる逆転負けじゃない

 

出来るはずなのに、やってない

 

ように見えたから

 

2-2になってからの攻撃を

リードしてる時にしてくれ!という

心の叫び。

 

それはそれとして、

横山は躍動する。

 

サイドで何度も仕掛けて、ゴール前に飛び込んでシュートを狙う。

 

この時間はどっちにゴールが入ってもおかしくは無かった。

 

2-2になってからの鳥栖の戦い方は悪くは無かった。

不運にもカウンターで3点目が東京に転んだだけの話だ。

 

語るならば2-0というリードを、どう使うのか?

選手の意思統一はされていたのか?

 

ガンバ戦の引き分け以上にショッキングな負けとなった。

 

 

やはり勝ててないという事実が恐怖や不安を掻き立てるのだろう。

それが1失点でやたらと重くなった理由だと感じる。

 

ならばサポーターは選手が感じる恐怖や不安を消し去る役目を担いたいものだ。

鼓舞し、拍手し、勇気をもてるように。

 

それにしてもどちらも苦しんでるチームだな、という試合だった。

あれだけ完璧に運んでいた鳥栖が突如崩れ

2点を奪い盛り返した東京も突如崩れた。

 

その時間に3点目を取れていれば勝てただろう。

しかし、そこに至るまでに、2じゃなきゃ3、じゃなきゃ4、、と無限に得点にフォーカスを当てても解決しない所まで来ているかもしれない。

 

横綱試合として、いつどんな状況でも、ボールを持ち、普通のサッカーをする

 

その理想は掲げた上で、得点以上には失点しないためにどうするのか?

後ろが上手く行っていない状況は?

前がプレスかからない状況をどうするのか?

 

それでも変えずに3点目を狙うというのならば、

2-2になったあとのようなサッカーを見せてくれれば僕は不満はない。

 

あーまだ必死に3点目狙ってるんだな、と。

その上でカウンターで失点したならば自分の中でも説明がつくし、納得できる。

(もちろん納得出来ない人がいるのも理解している。

 

 

しかし今日は

やや中途半端に見えて、

リスク管理に振ったのか、3点目狙いに行ってるのか分からないまま、何も変えず、ピッチで解決して!として解決されずに負けてしまったように見えた。

 

もちろん現場ではそんなことない!

頑張ってる!

 

それは分かってる

 

 

ただ感情論として

僕はショックが大きかった。

 

 

今日は負けるべき試合ではなかった。

 

川井監督が来年も継続してほしいと願うほど、

その戦術論や意志の強さは評価している。

 

しかしこのまま

残り試合全敗なんてなると、

ちょっと怪しくなってくる。

 

まずは「無様でも何がなんでも勝つ」

という勝ちを重ねる経験も必要ではないか?

 

次は京都戦

 

次こそは勇気を持ち続けて

これが鳥栖だ!という試合を見せてほしい。

 

勝っても負けても、だ。

 

僕らはその勇気の源泉の1ミリにでもなれたら光栄だ。

サポとはそんなものだ。

 

 

次、がんばろう。