皆様こんにちはニコニコ
コーディネーターのガーベラはなガーベラですおねがい
 
天気が不安定ですねーアセアセ
私は低気圧に体調が左右されるタイプで、曇ってくると頭痛の気配を感じますガーン
集中豪雨の地域が心配ですし、今後の異常気象も気になりますね。。。
 
最近、治療にいらっしゃる患者様で、日焼けしてしまったと黒くなっている方がちらほら出てきましたよ晴れ
毎日スキンケアを頑張ってお肌を良くしようとしても、日焼けは1日でしてしまうので、本当に気を付けたいですプンプン
日焼け止め塗ってくださいねグラサン
 
 
太陽太陽太陽
さて今回もPDTの経過を見て頂きたいと思います。
わたくし、患者様とお話をしていていつも思うのですが、やはりそれぞれ「自覚症状」というものが違いますよね。
2、3個しかニキビがなくても、いつもは全くニキビの無い方が突然できた場合、「こんな重症なこと初めて!」とおっしゃいますし、かなりニキビの数は多くてもピークよりも引いていると感じている方は、「ニキビはほとんど治って、ニキビ跡が気になっているだけ。」とおっしゃったりします。
われわれスタッフの役割は、ニキビを繰り返している方には特に、まずはじめに今の自分の肌の状況をわかってもらう、というところから始まるなと感じています。
自分が思っている肌の状態と、実際の現実はかなり違うことが多いです。
そのため、しっかり今の状態をわかっていただかないと、例えば実際の状態はともかく、ニキビ跡の色素の相談に来たのに、ニキビ治療を勧められても「は???」となりますよね。
そして、実際の状態が、自分が思っていたよりも重症だった場合、ちょっと皮膚科に行けばニキビなんてすぐ治ると気楽に考えていたけど そうではなかった場合、しっかり受け入れて、しっかり最後まで治療を頑張って頂けるか、そこがポイントになってきます上差し
 
 
《治療開始時 19歳 女性》
いちばん最初、カウンセリングにいらしたとき、本人は「顎にちょっとだけニキビができちゃって。」と第一声おっしゃってました。
何年もニキビは繰り返していけど、自分で気にならなかったので放っておいたが、最近顎にニキビが増えて、保険処方で治らなかったので来院してみたとのことでした。
しかし、顔全体にニキビはあり、顔下部は特に炎症ニキビとコメドが密集している部分があり、この写真で見るよりも実際はもっと真っ赤でした。
本人は、そこまでニキビが悪化している意識がなく、19歳でしたがお一人で来院し、診察を受け、「正直こんなに大ごとだと思っていなかったし、PDTのような大変な治療をしないとダメなのかとはじめて思った」とのことでした。
初診日当日は、保護者様にも特に相談しているわけではなく、治療費の面も含めていったん持ち帰りとなりました。
 
初診から1ヶ月後、お電話にてご連絡があり、保護者様と相談し話し合い、今後の就職のためにもしっかり治していこうと決まったとのことで、PDTスタートとなりました。
 
【治療前】
確かに顎に一番ニキビが密集していますが、頬にも大きなこもったニキビや、何個かのニキビが重なっている部分があり、額は顎とほぼ同じような状態でした。本人の意識は顎だけにしかありませんでしたが、どうせやるならしっかり治そうと顔全体で治療スタートです。
ただ、もともとPDT治療費だけでも精一杯とのことで、イオン導入は見送り、手持ちのものでスキンケアをしていくこととなりました。
 
【治療3回目】
治療3回目でニキビがかなり増えているのがわかりますね。
治療のたびに反応性のニキビが多発し、今まで奥にこもっていたものが外にどんどん出てきています。
新しいニキビもまだまだ出てきており、顎や頬は実際は血の色のような真っ赤でした。
洗顔するだけで壊れてしまうようなニキビが多く、本人にはつらい時期でした。
 
【治療5回目】
頬が平らになってきているのがわかりますが、ニキビ跡の色素沈着が濃く目立ち、この頃になってフェイスライン下の今までニキビがなかった部分にニキビが出てきました。本人も今までなかった部分に出てきたことが不安とおっしゃっていましたが、このフェイスラインは顔の中でも柔らかい部分で、奥にこもったものが根が深い可能性があり、遅れて排出が始まることがあるのです。
治療の経過としては普通のことでしたが、治ったと思ったら別の場所にニキビがでてくるのは不安ですよね。
 
【治療6回目】
良くなってきている部分もあるのですが、わたくしは一般的な経過よりも、色素が薄くなるのが遅いなと感じていました。
やはりダメージが深く、回復が追いついていないようでした。
改めて今からでもイオン導入を開始できないかどうかご提案をつづけていました。
しかし、どうしても予算上厳しいということで、とにかく保湿だけは徹底して頑張ってもらいました。
本当は毛穴修復治療も同時にしっかりできればもう少し経過が違ったかもしれません。
 
【治療7回目】
急激にニキビがひいてきており、顔下部は平らになってきて、本人は顎には新しいニキビができなくなったと言っていました。
本人も急に改善してきたと言っており、色素も血豆のような色のものが無くなってきました。
実はこちらの患者様は、治療の初期、スキンケア不十分で、治療前の洗顔もしっかりできていない状態でした。
クレンジングも甘く、ファンデーションが毛穴に残った状態が続き、洗顔フォームの泡もついたままでてきたりして、治療までに洗顔をやり直してもらったこともありました。自宅でのスキンケアもできていない状態だったのですが、この頃は洗顔も保湿もしっかり出来るようになっていました。
それも大きかったかもしれません。
 
【治療10回目】
ついにニキビは2、3個残るのみになり、色素も大分薄くなりました。
最後の3回位は、ニキビがどんどん減るというよりは、最後の詰めという状態だったので、本人からは大きな変化が感じられない、もう終わっても良いんじゃないのかな、と思いがちな時期なのですが、本人には「ここまでしっかりやってきたのだから、最後までしっかりやりましょう!」とお声かけながら継続しました。
最初のニキビを思ったら、終わっても良いんじゃないかと思いがちですが、しっかり今の状態を見て判断しないといけません。
以前もお伝えしましたが、目指しているのは「前よりもマシ」ではなく「しっかり治す」ということなのです。
こちらの患者様は、治療回数10回と多くかかってしまいましたが、ここでようやく次回終了かどうかの診察となりました。
 
【2週間後診察】
2週間後診察にて、PDTの急性期治療終了となりました。
しかし、元々のニキビの状態、治療の回数を考えると、まだダメージは残っていると考えられ、これから内部の修復をし、ニキビを新しく出さないということが重要になります。
本人は改善実感が大きく、それと同じくらい強く、またニキビを出したくないと思ってらっしゃいました。
PDT治療が終了し、治療費がかからなくなる分、イオン導入を開始したいと希望され、PDT急性期終了後からイオン導入開始となりました。
そして、コントロールのPDTへの理解も大きく、基本的にはクリニックの方針に任せるとのことでした。
 
【治療後、1ヶ月経過】
びっくりするくらいお肌が健康になっていました。
イオン導入はしっかり継続できているとのことで、帰省している時も頑張って継続していたとのことで、お肌がとても柔らかくなっていました。
ただ、最近2個ニキビが出たそうで、すぐ治ってこのときはニキビがなかったのですが、本人はそれがとても怖かったとのことで、この1ヶ月の時点でコントロールのPDTを一回はさみました。
「この前ニキビが1個できちゃって。。。」と過剰なくらいに心配している姿が、もはや可愛らしかったですおねがい(本人は心配していたのでごめんなさい!)
 
この後成人式を良い状態のお肌で迎えることができ、そしてある日のコントロールPDTの日、「就職が決まりました」と報告してくれました。
もう本当に良かったと感動しましたキラキラ
就職もめでたいですが、それを報告してくれるのが本当に嬉しいじゃないですか!!えーんえーんえーん
 
 
今現在も継続して、定期的に診察やコントロールのPDTでご来院していただいていますが、そのたびにわたくしが、
「さてさてどうかな~??」なんて言いながらお肌をチェックしています爆  笑
この前は、「夏も保湿しないといけないんですか?」と基本的な質問があったので、また長々と私のスキンケアの大切さの話を聞くことになってしまいましたニヤリ
 
 
言われたとおりに最後まで治療を頑張れる患者様ばかりではなく、10回も治療が続いたら、途中で心が折れそうになる方も多いと思います。しかし、その状態には理由があり、その経過にも理由があります。
なぜ治療がまだ継続が必要なのかにもしっかり理由があります。
まずは自分が今どういう状態なのか。
しっかり受け止め、治したいと思ってくださる皆さんのお力になりたいと思っています。