JWを卒業してから生きる喜びについて考えていました。
楽園を目標にこの年齢まで生きてきた(正確には生きてきてしまった)私。
今更中学生活を送れるわけでもなく、
高校時代にしそこなった友人との本気の付き合いや
胸がキュンとなるような恋愛も経験できるわけでもなく。
短大を卒業して民間企業でバリバリとキャリアウーマンになって
後輩と一緒に営業や出張に出かける、そういう経験もしなかった。
自分の願いを成し遂げずにJWの活動優先でなんとなく年を重ねてきてしまった。
”楽園で生活する“という目標がなくなって
「この先何を目指して生きていったら良いのか。」
JWを卒業してからしばらくはそんな事を考えていました。
JWの活動に費やしてしまった多くの時間、
自分の進路選択についての後悔や自己嫌悪の気持ちが
なかなか消えませんでした。
しかし時間が経過してゆくにつれて時間や変わりゆく
自分を取り巻く状況がゆっくり癒してくれたように思えます。
今日は夫と一緒に少し早いけれどお花見に行こうと出かけました。
山に行き、車の中で少し咲き始めた桜とすそ野に広がる景色を眺めながら
カフェラテを片手にサンドイッチを食べて夫と話をしました。
「ここに見える世界とJWの言う楽園と何が違うのか。」
私にとってそこはちょっとした楽園のようでした。
好きな自然があっておいしい食事が食べられて、
家族と語り合いながらのんびり出来る。
超平凡だけどそれも良い。
生きる喜びが持てるようになっただけ
前よりも自分は自分の人生を歩けているかな。
もしJWの組織の中で苦しみ、迷っている方がいらしたら伝えたい。
自分の人生を生きることが実感出来ることって本当に楽しいこと、
今の時代、自分がその気持ちになれば出来ることはたくさんあるって
経験してもらいたいな。
「世の人の暮らしって悪くないよ。(むしろ良い。)」って。
めろ