今日は堀江先生の漢方カウンセリングです。
その堀江先生のブログでリブログされていたこの記事を読んで、朝から胸が熱くなりました。
私は、たいせいを緊急帝王切開で出産しました。
全身麻酔でした。
目が醒めたら手術は終わっていて、出産した、という感覚はありません。
ただ、今まで赤ちゃんが入っていたお腹がぺたんこになっていただけ。
あれ…私、本当に産んだのかなっていう感じ。
でも、決して楽ではありませんでした。
緊急入院になった日の夜、
「今から帝王切開で赤ちゃんを出します」
と言われた時はまったく心の準備もできていなかったし、
『赤ちゃんが危ないなら一刻も早く出してほしい。』
という思いが強かったので、お腹を切ることにはなんの恐怖も感じませんでしたが、手術台に上がり、麻酔が効く瞬間に初めて怖くなりました。
いきなり呼吸ができなくなり、苦しかった。
息を吸っても吸っても空気が入ってこない。
首を絞められたことはないけど、誰かにぎゅーっと首を押さえられてる感じ…
このまま意識が戻らなかったらどうしよう…
もしかしたら、死んじゃうかも…
ともちらっと考えた。
その後一瞬で落ちてしまったけど。
初めて、自分の死も本気で考えました。
でも、産む覚悟や死ぬ覚悟があったかというと、そこまでは正直なかったです。
だから自分の身にこんなことが起こるなんて、しばらくは受け入れることができませんでした。
手術が終わって、意識が戻ってくる最中もすごくすごくしんどかった。
全身麻酔で一番嫌なのはこの時です。
頭がどろーんと重くて、うまくしゃべれないし、身体は動かせないし、現実と夢の境にいるような感覚でした。
この時も、ずっとこのままだったらどうしようと思いました。
意識が戻って頭がはっきりしてきたら、今度はキズの痛み、何かわからない肋骨と肩の痛み。
足はパンパンに浮腫み、血栓予防に両脚にポンプをつけられました。
それなのに翌日にはもう歩かされる…
トイレに行くだけでも、ご飯を食べるだけでも激痛でした。
忘れてたけど、だんだん思い出してきた…
4ヶ月経った今も、キズに触れるとピリッとします。
傷口もまだ目立ちます。
緊急帝王切開なので縦切りでした。
今回ハワイで年甲斐もなく水着を着ましたが笑、(上にラッシュガード着たけど)やっぱりどうしても傷は見えてしまう。
今後水着を着る機会はなくても、温泉とか着替えるときとか、不意に見えてしまう場面はあると思います。
でも、私はこの傷自体、嫌ではありません。
むしろ誇りに思う。
たいせいを産んだ証だから。
あの時点でお腹を切ったからこそ、生きたたいせいと対面することができたから。
もしかしたら、お腹の中で亡くなってたかもしれない。
もししたら、障がいは残っても今でも生きてくれていたかもしれない。
もしかしたら、私が命を落としていたかもしれない。
いくつもの分岐点があって、今の現実がある。
今私が生きているのは、偶然であり必然なんだ。
私は生かされている…思うと、
たいせいの分まで生きなくちゃいけないと思う。
帝王切開は次の妊娠のリスクも高くなります。
癒着胎盤、子宮破裂…
それでも、できるならやっぱりもう一度妊娠して我が子を抱きたい、という思いは変わりません。
何が言いたいかよくわからなくなってきましたがwwこの記事から私が思ったことは…
やっぱり妊娠、出産は経膣分娩でも帝王切開でももちろん命懸けです。
だから『産む覚悟と死ぬ覚悟』を持って臨まなくちゃと思う。
と同時に、日々の生活でも『その時』はいつ来るかわからない。
だからこそ『今』を大切にして生きなくちゃいけない、ということを改めて強く思いました。