先日、文科省が各大学に向けて、新型コロナの影響で

学習が遅れた受験生への配慮として

来年の入試の出題範囲の縮小などを求めていました

 

 

が、国立大学についてはそのような配慮はしないことになった

 

 

模様です

 

 

まだ素案の段階とはいえ、ほぼこのまま決定されるでしょう

 

大学によっては選択問題を増やす等の配慮をする可能性も

ありますが、出題範囲外に指定されて全く勉強しないで

済む分野が出ることはなさそうです

まあ、大方の予想通りでしょうね

 

 

それにしても、国立大学という組織は、文科省が

 

「大学入試が点数だけ決まるのはけしからん!

面接と調査書を重視しろ!」

 

と、さして根拠もないまま入試に介入してきた際は

あっさり陥落して(中にはそれを悪用して)不透明な面接や

調査書重視の方針を一斉に取り入れたり、

 

「英語力をペーパーテストで測るのはけしからん!

外部テスト受験を出願要件にしろ!」

 

と制度未設計のままゴリ押ししてきた時も

あっさり従ったり(中には北大のようにそれを拒否した

大学もありましたが極々少数です)した一方で、

それらよりは深刻で切実なはずの新型コロナの影響への

配慮要請はあっさり拒否するという態度は疑問です

 

その時々によって出たり引っ込んだりする

「大学の自治」って何なんでしょうか?

 

 

まあ、それはそれとして、200日後に迫った共通テスト

日程について、第1日程での問題の傾向を知った上で

第2日程(浪人は選択不可)で受験できる現役生の方が

有利になるのではないかという声もありますが、

少なくとも国立大学の上位校や医学部に関しては

間違いなく第1日程の方が有利だと思います

 

言うまでもなく、その方が早く二次対策に移れるからです

 

理系の場合、第1日程の受験生が早々に自己採点を終えて

数学3の勉強や記述対策に集中しているのを見ながら

マーク式や国語や社会の勉強に集中するのは難しいですし

かえって点数が下がるのがオチでしょう

 

当然、有名な進学校では絶対に第1日程で受けろと

指導している学校が多いとのことです

 

 

今後、新型コロナ感染拡大の第2波、第3波の懸念が

あっても、春先から先月までのように全く終息が見えない

という状況にはならないと思うので、来年度の入試は

原則変更なしと考え、外出の際にはマスク着用、

3密を避ける、うがい手洗いの徹底を心がけて

夏に向けて目の前の課題を淡々と

こなしていきたいです