黄太郎の病状について | 黄太郎の家

黄太郎の家

2014年5月、念願のログハウスに住み始めました!
インコ5羽(セキセイ2羽・オカメ1羽・モモイロ1羽・ヨウム1羽)を飼っています。
妄想インコ劇場、趣味のパン作りや懸賞、家のことなどを書いています。

本日2回目の投稿です。
 
結論から言うと・・・先輩は、「長くて数ヶ月、数日で何かあってもおかしくない状態」だそうです。
細胞診をしていないので精巣腫瘍の可能性がある、という事しかわかっていませんが先生も手術は積極的にやろうとする先生が少ないと言っていて、対症療法になります。
 
※手術に関しては、鳥の構造上難しく避妊手術を鳥にしないのと同じで開腹したからとすぐ臓器が見えるわけではなく胸骨に覆われている為であり、人間で言えばお尻から心臓の手術をするような遠くからのアプローチになるとの事。
 
エコーとレントゲンを撮り、約2cmぐらいの腫れの中に太い血管が通っている事、骨が白くなってきている事、肝臓肥大がわかりました。
 

 
↑今までの先輩を見て下さっている方なら、目が違うのがわかると思いますがまん丸だった黒目がうつろな状態です。
 
骨については、鳥の骨は中が空洞なのに、そこまで白くなっているという事は骨髄の部分まで骨化してきているという事だそうです。
 
診察室には壁にお洒落なボードがあり、絵を描いて丁寧に説明してくれました。
普通心臓の下に肝臓があるが、レントゲンで見るとくびれているような(雪だるまのような感じ)形をしているのに、先輩は肝臓が肥大している為に一体化して大きな丸に見えるそうです。
(別のインコの正常なレントゲン写真を比較として見せてくれました)
 
 
この次の次にお尻を写した写真があるので、苦手な方はここでUターンして下さい。
 
治療は、内服でホルモン系の薬と、ネクトンを飲ませる事になりました。
貧血に関する治療については一番効果があるのは輸血、だけど実際セキセイにそれができるかと言うと難しく、鉄剤と言ってもサプリで「何もしないよりは良い」程度でしかありません。
 
哺乳類と鳥類で構造像の違いがあり過ぎて、最善を尽くしたくてもなかなか哺乳類に対してやるような治療が出来ないというもどかしさがあります。
PBFDのように陰転する嬉しい場合もありますし、精巣腫瘍の手術で摘出出来る場合もありますが、実際は思うようにいかない事も多々あるなと痛感しました。
 
定期的にきちんと健康診断に行っていても、精巣腫瘍になってしまったら予後が短くなってしまうのか・・・そう感じざるを得ません。
※これは、健康診断が無意味と言っているわけではありません!!皆さん健康診断にはきちんと連れて行きましょう!!
 
 
精巣腫瘍の場合、ステージ4まであるうち、3〜4に近い状態だそうです。
 
ケージについても質問しました。今はまだ、通常のケージで上の止まり木にいて、エサを食べに降りて来られるという事を伝え、慣れない環境(プラケースなど)にした時のストレスが心配と言ったら先生は、「一番心配なのは止まり木から落ちて腹部を強打して亡くなる事」だと教えてくれました。
 
腫瘍の肥大により坐骨神経が圧迫されるので、今後足が立たなくなってくる可能性が高いとの事。
今も、たまによろけている感じがあります。
 
「何かが起きたら変更しよう、という場合、その「何か」が起きてからでは対処が遅い事がほどんど。まだ意識がしっかりしていて、止まり木にもとまれている余裕のある段階で変更しておいたほうが良い」と言ってくれたのでケージを変更する事にしました。
 
 
可愛いモフちり、今はこんな感じで後ろから見ても腫れているのがわかります。
 
体を触らせてくれる子を飼ってる方は、遊びの中で普段から異常がないか確認する事をオススメします!!
先輩は最初触らせてくれていたけど、我が家に来てすぐのメガバクの投薬をした時から指には乗るけど触らせてくれなくなってしまいました。
 
 
 
体重減少が心配なので今はペレットもあげています(いつも落ちてるペレットをビュッフェで食べていたので摂取はしていましたが・・)
我が家には、「ペレットふりかけ」を販売(?)してくれている子たち(ニコちゃん&おじゅーく)がいるので助かっていますが昨日は量が足りなかったので自分で作りました。
 
 
すり鉢がないので、ラップで挟んで製菓用のめん棒で叩きます。結構簡単に粉になります。
ペレットの種類によっても粉になりやすい物があるので、そういうのを買うともっとラクだと思います。
(すぐ思いつく種類としては、ラフィーバーが粉になりやすいです)
 
 
食べに行く元気がなくなって目の前にあるのに何も食べらないという状況を避ける為、今は床にも撒いています。
先輩が美味しいと感じる物を今はとにかく食べさせてあげたいので、ダイエットしていた頃は週に1度だった粟の穂も常に入っています。
 
 
完成したペレットふりかけがこちら。セキセイ用のペレットも売っていますが、前から先輩はその大きさでも食べません。
もし、ペレットを食べさせたいけど食べてくれない・・という方は、一度あえて大きなペレットを買って粉末になるまで潰してあげてみるのも良いと思います。
 
 
保定という程がっしりおさえているわけではないのに抜け出そうとしない先輩。
 
今日のブログ、長いですがもう少し病院に関する話を・・・。
 
今回2人の先生に診察して貰いました。
1回目はパッチを診察してくれた先生で市内の病院の院長です。説明をしっかりしてくれて、昼休みにもかかわらず快く診察して下さり、今回も同じように丁寧に診てくれました。
 
2回目の今日は、エキゾチック専門病院に勤務した経験のある先生でした。
 
違う点は・・
 
まず今日、先輩の体を触って見た瞬間に「貧血がありますね」と言った事。
(これは火曜日の段階でまだそこまで貧血になっていなかった可能性もあります)
 
 
そしてレントゲンを見て、今回は肝臓と骨の異常についても指摘してくれた所も違いました。
 
誤解がないように言いますが、1回目の先生を批判しているわけではなく、むしろ感謝しています!
ただしやっぱり鳥専門ではなくても、エキゾチック専門を経験した先生は違うな、というのが正直な感想です。
 
そうなるとやっぱり、鳥専門病院での定期検診がどれだけ大事かという事がよくわかります。
だけど現実問題、病院数の少なさから行かれないという事があります。まだ出来て新しい病院、我が家から車で30分以内の距離なので、今後みんなの健康診断はここに行く事にしました。
何しろ土日祝まで診察しているという所がありがたいです!!
 
 
 
プラケースと迷いましたが、止まり木が全くない平らな状態ではなく、低くても止まり木がある状態を作るのが難しい為、キャリーの床に敷くタイプの保温器具を入れて低い位置にとまれるようにしました。
 
まだ寿命の半分ぐらい、まだまだ一緒にいることしか考えていなかったです。
結婚して8ヶ月後に我が家に来て、メガバクで瀕死の状態から見事復活したし最初の頃は私も仕事していたので昼は1鳥で留守番してくれていて、一緒に引越しを経験して大好きな空次郎と出会い、我が家の全てを知っているような気がしています(数年前にバナナ係さんは先輩に家督を譲ったと断言していたほど・・)
 
今年は元旦の空次郎、続いてミッチーが相次いで虹の橋へ行き、先輩まで具合が悪くなるなんて思っていませんでした。
だけど、先輩だけは私に看病する時間を与えてくれました。
先輩が辛い思いをしている今の状態でこの言葉を使って良いかわかりませんが、その事が私にとっては嬉しいのです。
 
ここからは、緩和ケアです。ホルモン剤が少しでも効いてくれる事を願って・・・。
今は、先輩が1日でも長く美味しくごはんが食べられる事を目標にしたいと思っています。

 

 
長文になりましたが、読んで下さりありがとうございました。

本当の最後に…



黄太郎先輩に届ける元気、集めるんやで!

チーちゃんさんが送ってくれました!上手過ぎます(笑)
モモイロサングラスも今回ばかりは無償で働いてくれているとかいないとか…?