ののの | 宮前達智の鈍行列車

宮前達智の鈍行列車

生きてます。
そんな、何でもなく、なんでもない事のブログです。

「どん底の淵」って言う人がいる。


どん底なのに、淵がある。


いや、まだ落ちてない状態でただその淵から見えた光景がどん底なのか…


けれども、もし落ちている状態なら、これほどおかしな言葉はない。

【どん底】
一番したの底。また、物事の最低、最悪の状態。

つまり一番最底辺なのに、淵がある。

まだ下を感じさせる。

どん底なのに。


地獄に階層がある様に、どん底にもある程度の階層制度が導入されているのだろうか…


それとも、人が常に持っている醜悪な性格を表したものか。


どん底の淵…どこまでも続く縦穴。


もし、その淵を見る事があったなら深い闇に飲み込まれない様にしなければならないですね。


常に見えているその淵に、蓋はできないのですから。


落ちたら、肉は裂け、内蔵は飛び出し、骨は砕け、魂の外枠でさえも打ち砕く…恐怖や痛みは無い。ただ、一瞬の逡巡の後に、多大なる後悔を抱くだけ。


どん底の淵。





どん底の淵から這い出す。と言う言葉を思い出した。


そうなると、どん底の淵はどん底にある淵では無くて、やっぱり、どん底に落ちる淵なのか。



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