なにせクーラーがないもので暑さ対策は家を脱出するしかありません。今日はどこに行こうかしら?と最近はカフェ巡りにはまってまして今日も長野の街をぶらぶらしてました。
しかし外に出たとたん後悔するような太陽が照りつけ、さすがにこんな日はどうしようもないですね。
でも長野の街を散策するだけでも毎回新たな発見があり楽しいのですよ。
私の生まれは長野ではないのですが、ここに来ると決めたのはまだ小学生だったときの善光寺見学が強い印象に残ってたからかもしれません。
若い頃は皆と同じく上京することも考えましたけど、結局長野にご縁があって、でも今になって思うとあのとき行かなくてほんとに良かったです。この街にいられることが私の幸せで、長野が大好きです。
よく自然が豊かとか爽やかなんてイメージがありますが、それは私の故郷も同じ、いやそれ以上ですね。では長野の魅力を一口に言えばとてもノスタルジックなところ。
ただ古くて寂れてるのではなく、モダンでおしゃれで、そこに住んでるというのに街を歩いていてもまるでジブリの世界に迷い込んだみたいな感覚になるんです。わが町でそういう特殊な雰囲気を味わえるってすごいことじゃあありませんか。
といっても観光でちらっと寄っただけでは無理。ただの地方都市だな、何もないなで終わってしまいます。
この感じは実際に一緒に歩いていただかないとわからないものですので、D友さんの中で長野にいらっしゃるという方がいらしたらぜひご案内させていただきたいですわ。
なにせあんまり看板が出てないもので探し当てるのも大変なのです。でもごく近くに集中してますし、そのためのマップもありますので、歩いて探訪するにはもってこいですよ。
この間の休みはカフェMATARIっていうカフェに行ってまいりました
ごく普通の古い木造住宅をリフォームしてカフェをオープンされたそうです。
最近流行の「お家カフェ」ってやつですね。
それこそ外観も玄関も思いっきり普通のおうちですが、そこがまた気持ちよくて居心地のいいカフェでした。
廊下の突きあたりのディスプレイも和風です。
玄関に普通に靴を脱いで上がります。思いっきり民家ですw
雪見障子のむこうは廊下だったのを利用して坪庭が作られていました。
お部屋の中に庭がある、面白いですよ。
中はすっかり和風モダンに改装されてました。蓄音機型のレコーダーが置かれてて、古き良きアメリカの音楽が流されています。
今年の宮原さんのEX THE MAN IN LOVE がちょうど聴こえてきて気分は最高でした。
縁側もごらんのとおり、座席になってます。そして長野のカフェには必ずあると言っても過言ではない読書スペースになってます。外を眺めながら縁側で読書。
時間が経つのも忘れますね。
ランチは鯖煮定食を頼みました。籠盛りのおかずにシソご飯。
自家製野菜のお味噌汁とお漬物
ドリンクに選べるデザートがついて1080円です。
とにかく沈み込むようなソファーの座り心地がよくて、友達とおしゃべりしたりフィギュア本をめくったりしてる間にすっかり寛いでしまってそのまま寝そうになりましたww
さて、その後二人で門前町を探索。彼女も普段はなかなか地元を歩いて回るなんてことをしないので、興味津々でした。
まずご案内したのはこちら 東町にあるシフォンケーキの専門店
可愛いミントカラーに塗られてますが、この建物も築年数かなり古いのです。たしか80年前だったかな?
中には喫茶コーナーがありました。下のは実際冬になると活躍する薪ストーブです。
シフォンケーキはひと切れ380円くらいから。ふわっふわで美味しかったです。さすが専門店!
お隣はこれまたレトロな建物で、実際に薪を使って炊く釜焼きピザのお店になってます。
こちらは先日出かけた同じく東町のSINKOUJI CAFE これも文具店の倉庫を改装したリノベーション店舗で、とってもいい雰囲気でした。
お料理大好きな長野の主婦が自分たちで開店したお店で手作りのお料理とデザートでもてなしてくれます。
パイもワッフルもアイスクリームも本当に手をかけて作ったってのがよーくわかるお味ですよ。感動です。
壁に描かれてるのはこのあたりの絵地図です。
こちらにも薪ストーブが置いてあります。冬の長野もまた風情がいいのでスケート観戦に来たらぜひとも散策していただきたいものです。
お次はこちら横街カフェ。赤レンガの怪しげな小道の突き当たりのドアを開けるとーー
中は大正ロマンの香り漂う和モダンなカフェになっております。
こちらの雰囲気も最高です。塗りたてのような白壁は清潔感があります。
こちらは長野のお土産には欠かせない七味唐辛子の八幡屋礒五郎の店舗に併設されているカフェです。
メインの通りに面したお店の方からも入れますが、ぜひともその先の角を曲がり、裏の小路を抜けてその風情を味わっていただきたいです。ちょっとドキドキしますよ。
善光寺は今日も晴れ晴れ。
せっかくだから友達と初めて山門の楼門に登ってみました。この山門は1750年に建造された建物ですよ。
奥に見えている建物が山門です。急なはしごみたいな階段を登り、楼閣から外を見渡します。
そこから眺める景色はこのとおりです。
とても急な階段なのでお年寄りには危ないです。登れるうちに登っておいてよかったと思いました。
長野の七夕は8月7日なのです。街はこれからびんずる祭りで賑やかになりますわ。
善光寺の周辺はこうした古い建物を利用した好奇心をそそるようなお店がたくさんあるのですが、敷居は結構高いですw
だってこれがカフェだったり、下の土蔵がオーダー専門のパティスリーだったり・・・・
ここがCDショップとバールだったりするのですよ。これでもちゃんと営業してるのですよーーww
なんちゅうか、長野の人って商売っ気ないのかしら~
しかし一歩足を踏み入れるとそこは格別に居心地のいい空間。古びた外観とのギャップが楽しいのです。これは勇気を出した人のみ味わえる楽しみです。
気になる土蔵の中はこんな空間です。サングリアとスパイシーポークビーンズ 美味しかったです。
このあたりをそぞろ歩けば風鈴の音が鳴り響きます。
どちらも廃屋じゃあないですよ。上はカフェ下は手作りしてくれるオーダメイドの傘専門店です。もちろん営業中w
そしてこちらが今日伺った「カフェ風和」さん。
こちらもおうちカフェです。書道教室をやってた祖父母のあとを継いでお孫さんが始めた店です。
こちらもスゴーく感じのいいお店でした。というより自分の家って感じですねw
ボサノバが流れ、コチコチと柱時計が時を刻み、そしてまた眠くなる~(笑)
ぼーんぼーんぼーんって3時をお知らせしてくれて、それがまた感動なのです。
あーあキリがないですね。このシリーズまだ続くかもしれません。
とにかく私を知ってる人で長野に遊びに来たいって方でレトロモダンが好きな方。
是非ともご連絡くださいねー一緒に探検しましょうー!