抽選会と田村岳斗氏の本気 フレンズオンアイス2018感想その5 | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

フィギュアスケートの高橋大輔さんを無条件に応援しております。

恐ろしい台風があったりしてなんだかずいぶん前のように感じますが、私がフレンズの楽公演をみてからまだたった10日です。

 

一日千秋の想いで近畿ブロック大会を待ってるんでしょうね、いつもは日が経つのが早いと感じるのですが、今は比較的時間の流れが緩やかです。

 

でも試合まであとひと月と思うとそれまでに間に合うかなという心配はあるんですよね。ケガ、そして今回の台風被害、大ちゃんだけではなくて日本全体が大きな揺れに翻弄されている気がします。

 

スポーツ界でもパワハラ問題などいろいろな不祥事が明るみになってますね。東京五輪の前にスポーツの闇の部分が剥き出しになったのは嫌悪すべきことですが、これをきっかけに古い体制が一新され、なにかと暴力に頼る指導法が改められていくのは決して悪いことではないと思います。かつて同じく暴力的な指導を受けていた一人として、スポーツの楽しさを奪った人間が断罪されるのは小気味よくもあります。

 

ただ私の中でヒーローだった人物たちが次々と化けの皮をはがされ、権力欲にまみれた俗物だと露呈されるのは本当に居たたまれません。かばうわけではないですが、みんな最初からそんな人たちではなかったと思います。努力をし困難を乗り越え、日本のスポーツ界を支えようと奮闘されてきたのは間違いないんです。ことに体操界のお二人は子供のころから尊敬していただけにとても残念です。

 

いったいいつから変わってしまったのかしら?残念なことに今のお顔を見る限り、彼らに清廉だった頃の面影はありません。

 

強い勝利欲と名誉欲がアスリートをゆがめ、選手を支えたいという純粋な想いとはかけ離れた指導者たちによって支配され、スポーツ精神を穢されてきた事実は勇気ある競技者たちによって告発されました。

 

他の競技もこれに倣うのかどうかはわかりませんが、今言いたいのはやっぱり

 

健全な肉体にこそ健全な精神は宿れかし!

 

ですね。せっかく辛い練習に耐え苦しみぬいて得た栄光の最終結末がこれではあまりにも空しすぎます。甘い考えや理想論ばかりでは強い選手を育てることはできないのもわかるんですけどね。

過去の栄光に胡坐をかき、自分のさい配に任せればもっと強くなれる、伸ばしてやれるという自信がいつの間にか傲慢につながった結果がこれだと思います。

 

花形スポーツはビックビジネスであり、莫大なお金が動くのでどうしても権力を争う亡者の餌食になりやすいのですし、よほど自分を保たない限り悪の誘惑に屈してしまいかねません。並みならぬ才能のある人達がそんな恐ろしい事に巻き込まれないように、内輪のかばい合う感情抜きで、どの競技団体も第三者による厳しい精査が必要な段階に来てるのかもしれませんね。

 

スケート連盟においては今後もどうか健全なる運営を貫いて欲しいと要望しますし、万が一そうでない場合はぜひ膿は今のうちに出して自浄していただきたくお願いします。

そうでなければ一番迷惑がかかるのはスケーターですからね。特にフィギュアスケートは競技年齢が若いですし、彼らの将来を一番に考えて大事にしていただきたいと思います。

 

 

髙橋大輔選手の復帰はおそらくスケート連盟にとっては現体制に一石を投じられたようなもので、その余波がどう広がるのか戸惑う節もあるかもしれません。彼の場合は本当に欲も得もなく、純粋にスケートへの愛を抱いて復帰するのですし、枠取りとか、国際試合とか一切関係ないところを一競技者として目指すのですから、前代未聞ですよね。

 

過去にも復帰された例はありますが、その目標はやはり勝利にあったはずです。そもそもスケート連盟は競技の振興が目的ですから、当然選手強化が第一義です。

 

だからこう言ってはなんですが大ちゃんのやり方はとてもユニークだと思いますよ。

 

これまでに選手に対するハラスメントが明らかになった各競技団体はいずれも、反則やジャッジへの圧力など、どんな手段をとっても後押しする選手またはチームを絶対に勝たせる!のが目的でしたもの。そこに正義なくともね。

 

 

今のスポーツ界を支配してるのは勝利至上主義、そこからすでに思いっきり外れた存在なんですよ、大ちゃんって。

 

自分の体が動く限り、より魅惑的なスケートによる表現の追求に勤しむべく競技に復帰し、本来の原点に立ち返って競技ルールのもとで全力を尽くすだけが目標。

 

こんな純粋な競技者って今の日本のスポーツ界にどれほどいるんでしょうね?というかそもそもそんな存在は許されないんじゃないかしら?

 

自己資金で競技費用を賄えるからこそ大ちゃんは己の信念に依って動ける自由を得たんですよね。それなら誰にも文句は言えません。

しかもその前にちゃんと親孝行まで果たしている。自分のわがままは後回しってのが本当に尊敬に値します。

 

 

別に変な応援は要らないけど、でももっともっと世間に知ってほしいとは思いますね。

 

今はがっかりが多いスポーツ界だけど、中にはこんなやり方で後輩に道を示す競技者もいるってことを!

 

もっとも大ちゃんを知る有名アスリートは数多くいますし、陰日向なく彼を支援する方々は好感を持って彼の挑戦を見守ってくださってることでしょう。競技を愛し頑張る姿は真のアスリートたちの共感を得ているはずです。

 

やり切れたと感じた暁にはいずれまた野村さんとも対談してほしいなって思いますよ。心境の変化を大ちゃんの言葉で直接伝えてほしいです。

 

 

おっと、またまた脱線してしまってすみません。ようやく本題です。

 

フレンズの先輩たちはもちろんそんな大ちゃんを全力で応援してくださる頼もしい方々です。そのひとりが田村岳斗先生!

ヤマト先生の今回のフレンズの出演は大ちゃん復帰に応えて、エールを贈るつもりだったんじゃないかってのがもっぱらの評判でした。

あくまでもファン目線ですけどね。

 

でも本当に優しくて頼りになる先輩なんですからあり得ますよね。

 

飄々としてクールな風情だけど、スケートへの情熱は人一倍。濱田先生のアシストとしてたくさんの教え子を抱えつつ、わざわざこのショーに駆けつけてくれたのは大ちゃんのためかなーって思ってしまったのは、いたるところで発揮された大ちゃんへの思いやりあふれるお姿ゆえでしょうね。

 

まあ抽選会ではヤマト先生、大ちゃん、昌磨くんという人選でお分かりの通り、しーちゃんがいなければ終始グダグダでしたけどね。

 

それでも大ちゃんはハトムギジェルの時はめちゃ頑張って宣伝されてましたよ。

「男性はあまりペタペタするのは嫌がるけどこれはさっぱりしてて、それでも肌によく浸透するんで潤いが持続するんです。たまに塗り忘れる時もあるんですが、ずっと使ってるので塗ってなくてもしっとりし続けるんですよ。」

というようなご案内でした。そうそう以前髭剃りあとにもいいとかおっしゃってませんでしたっけ?

 

しーちゃんも家族で使ってるそうです。比較的リーズナブルだし夏の暑い時にもべたべたせずに保湿できるのはいいと私も思います。

 

抽選会の目玉プレゼントの一つが、大ちゃんのサイン入りピンクバナー。

 

昼公演のはサインペンが薄かったのでもう一度別のところに書き直して、なんとダブル!ふたつのサイン入りでした。鎌田さんがその説明をしたときは会場中が欲しいー!!って色めき立ちましたね。

 

大ちゃんはピンクバナーの説明も照れくさそうにしていました。今年はなんとなくピンクって言う気分だったそうです。「首に巻いたり汗を拭いたり、お風呂上りなんかに使ってください。」という説明には「えーー!!」っていう声が上がってました。もったいなくてそんなことには使えませんよね。

 

あ、でもね因みに私、最初の白黒バージョンのバナータオルは枕カバーにしてました。あれで随分と大ちゃんの夢を見ましたよ。皆様もぜひお試しあれ!

 

 

 

昌磨くんはコラントッテ担当。宇野昌磨モデルってのがあるんですね。

なのに昼公演では「肩こりなどに効能があると伺っております。」と、なんともあっさりしたご案内。

が、夜はもっと短くなっちゃって、「効くと思いますよ。」の一言。

もしかしてこれは公演ごとにどんどん説明が省略されていったパターン?

 

大ちゃんがハトムギジェルを必死に説明した後での昌磨くんらしい簡潔な一言に会場は爆笑してました。

 

で、ヤマト先生は抽選札をテーブルの上にきちんと並べる几帳面さを発揮しておりましたがそれでも「ええ?!」とか素っ頓狂な声をあげるものですから会場はそのたびに動揺が走ってましたよ。ヤマト先生ったらすっとぼけるんだからもう、お客さんたち完全に構われてましたね。

 

抽選会、私の結果はもちろん!11フレンズ×見た回数分全敗ですwww(´;ω;`)

 

そんな楽しい、ドキドキの抽選会のあとは休憩をはさみ、第二部です。二部に向けての挨拶もみんなが一言話すんですが、大ちゃんは「僕は滑れなくて申し訳ないのですが、今回は会場で見させていただいてて、もうほんとにスケーターの皆さんが大変素晴らしいので僕も毎回感動しています。2部も盛り上がっていきましょう。」とおっしゃってました。

昌磨くんは「今回はステファン先生と四季を滑ることができて光栄でした。2部も僕の今期のプログラムを滑るのでよろしくお願いします」

ヤマト先生は「このままではお客さんを帰せないって僕たちも裏で話してました。2部はもっともっと頑張りますので会場の皆さんも大いに盛り上げてください」というようなお話をされてたと思います。

こんな風に言い切り型ではっきり宣言したヤマトくん初めて見ましたよ。カッコよく締めてくれました。

 

で、その2部の先生のアンスクエアダンスがこれまた目が飛び出るほどすごかったんです。

 

「田村岳斗、39歳!トップスケーターの皆さんを見てるとつい体を動かしたくなるけど、僕は僕らしく、やすみやすみやすみやすみ頑張りたいと思います!」というMCでしたけど、いやあ、休むの意味が全然違ってました。

 

いつの間にかヤマト君がアラフォーなのには驚きましたがそれ以上にえええーー!今もこんなに動けるの?むしろスケート上手くなってるんじゃないの??ってくらいに素晴らしいステップだったのです。

 

ヤマト君の色男っぷりは健在でした。いや、私的にはステファン以上の伊達男です。もう会場女史をなぎ倒すことにかけては世界トップクラスですよ。

 

ウ パ  ウ パ  ウ パパッ っていう会場からの見事な手拍子に始まって、やがてみんな曲についていけなくなるくらいどんどん早くなるのですが、変拍子も何のその、その軽妙なピアノ音にヤマト先生のステップが滅茶苦茶合ってるーー。

 

やっぱスケーティングは正義!!

 

ってD友さんもおっしゃってましたが、それにつきますね。ステップ巧者かつジャンプキレキレ、笑顔あり、ダンスあり、そして大ちゃんとのコミカルな演出あり。

毎回最高の趣向で観客を楽しませてくれる上にいまだ抜群のスタイルをキープ、アラサーでこんなにハンサムだなんてずるいくらいですよ。

 

きゃあーーヤマト先生!カッコいいーー!!

 

会場の黄色い歓声を浴びつつ全力で滑ったのちにおっと途中で電池切れ!ってな風情でイスにへたり込む先生。

 

そこでピンクタオルを首に巻き、ペットボトルを持った大ちゃんが登場。先生の顔の汗をぞんざいに拭いた後、手足をマッサージする姿はまるいでボクシングのセコンドみたい。

 

そして仕上げにペットボトルの水を飲ませるんですけど、これまた回を追うごとに粗っぽくなってって、日曜の昼公演では最初は口に当てたんですけど、途中からドバドバと顔にかけてました。

 

まさに水も滴るいい男になっちゃったヤマト君はそのあとも超絶ステップを踏みまくり、観客に流し目を送っては悩殺していきましたが、最後はフラフラになって完全にダウン!精魂尽きました”ってな風情で椅子に座ったまま腕を広げてご挨拶という楽しすぎるプログラムでした。

 

楽公演で大ちゃんがペットボトルを二本掲げて登場したときは会場からどっと笑いが起きましたよ。もちろん盛大にぶっかけてました。

大ちゃんも意外にやるときはやるんですわww

 

ヤマト先生は毎回体を張って私たちを楽しませてくれるんですよ。道のやま子ジェルソミーナさんの時はリンクに倒れ込む際に骨折までしちゃったんです。そんな超全力パフォーマーのヤマト先生が見られるのもこのFOIだけなんですよねー。

 

せんせー40歳になっても来てくれないかしら。

40歳ご出演の暁にはなんかとっておきのプレゼントをご用意させていただきますのでどうか今から前向きに検討よろしくお願いします。

 

こういう皆さんの姿を見てるとそれこそ「スケートはリンクでやってるんだ、会議室じゃない!!」って言いたくなりますよね。

あ、元ネタご存知?

 

愛あり笑いあり、失った友への哀悼を捧げつつ、変わらぬ友愛を確かめ合ったフレンズオンアイス。

 

いつも最後の最後にしーちゃんがイナバウワーからのアクセルで締めてくれるのですけど、今年は楽で転倒しちゃってました。

滅多にないことなんですけどね。それだけ産後のお体大変だったんだなと察するものがありました。

 

でもおかげさまで今年はなんだかいつもに増して感動をいただきましたよ。足りないものがあるからこそそれを補いあえる仲間の温かさが身に沁みた良いショーでした。

 

で、来年こそはよろしくお願いしたいです。やっぱFOIには大ちゃんがいなけりゃ始まらないよーー。

今度はヤマト先生にリベンジされたりしてねーー( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

 

髙橋大輔さんを応援しています。よかったらポチっとしてね

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村