縁って不思議その1 | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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今夜は久しぶりに地上波で動く大ちゃんを観られます!楽しみ~ラブ

 

 

 

「炎の体育会系TV」 3月5日午後7時~ゲスト:髙橋大輔

 

先日哉中ちゃんがリポストしてくれたIGSにちょっとだけハピバを歌う大ちゃんの声が入ってましたね。

元気そうで何より。ハッピーなおすそ分けありがとうございます。

 

そして今朝は久しぶりに大ちゃん自身もIGSをUP!哉中ちゃんも続いて紹介してくれたのが「SORAN」を歌ったマイヤ・バルーさんの新曲「大漁」です。

 

 

えんやーとっと えんやーとっと

松島の サーヨー 瑞巌寺程の(アーソレソレ)寺もないトエー(アレワエーエトソーリャ大漁だエー) ♪

 

この民謡は私でも歌えます。でも題名が「大漁唄い込み」と言うのは初めて知りました。

幼いころに聞き覚えた歌って意味も分からずに口ずさんでいるものなので、今改めて歌詞をちゃんと読んだくらいです。

 

いやーアレンジでこんなにおしゃれになるものなんですねえ。途中フランス語でも歌ってらっしゃるんですが曲に自然に溶け込んでる。

 

松島へは震災前に旅行したことがあって、震災後に閉館してしまった「松島水族館」のことや、遊覧船の上からカモメにかっぱえびせんをあげたこと今でも時々思い出しますよ。

その時参拝した「瑞巌寺」の沿道の鬱蒼とした杉並木がとても印象的だったのですが、そちらも津波による塩害で枯れて全く違う様子になってしまったみたいですね。あの荘厳な風景は今は私の記憶の中にしか残ってないのだと思うと世の無常を痛切に感じます。

 

マイヤさんの歌う民謡は単なるエキゾチズムだけでなく、日本の厳しい自然や災害と闘いながら生きてきた人々の心を宿すような深さがあります。世界と未来に橋渡する作品です。どうか若い方たちも聴いてみてほしい。

 

 

 

それにつけてもちょっと腹が立つのが全日本前に出たおかしな記事です。ソーラン節が海外の人には理解しがたいのではないか?というあれ覚えてらっしゃるでしょうか?

 

自国の文化を世界に発信し、興味を持っていただくのに海外での試合は格好の機会じゃないですか!ジャッジに理解してもらえないとか受け入れてもらえないとかいう発想が変だって私は思ったんです。

 

ソーランなんて海外でもよさこいチームができるくらいにポピュラーですけどね、もし知らなかったらぜひどうぞどうぞ!と遠慮なくお勧めするのが日本の報道の役目じゃないのかしら?理解してもらえないなどと伝統文化を卑下しても何一つ良いことは無いのだから。

それに自国の民謡をフィギュアスケートに起用するのは世界各国やっていることです。

 

聴き馴染みのない曲はたしかに取っつきにくいと感じることもあるんですが、ソーランとかこの大漁歌い込みなんて一度聴いたらついつい口ずさんでしまうくらい耳に残るんですよね。

 

ソーラン節を採用したわけは2021年9月に開催されたレイバーデイ・インビテーショナル後の取材でも明らかにされてました。

 

筆者の独占電話インタビューに応じたマリナ・ズエワコーチは、まず選曲の理由をこう説明した。

「日本的な音楽を使うというのは私のアイディアでした。彼らは特別な存在なので、今季は他のチームにはできない作品を滑って欲しかったためです。多くの音楽をリサーチして、実際にこの曲を見つけてきたのはカナとダイスケでした。日本の伝統を基調としながらも、独創性のある洗練された作品に仕上がったと思います」

 

そもそもがズエワ先生のアイデアだったんです。日本の選手を指導するにあたり、その背景となる文化伝統へのリスペクトが無かったらこんな提案はなさらなかったでしょう。

 

 

四大陸選手権のプレカンでも哉中ちゃんの口からRDの選曲について説明がありました。そちらはすでに報道で読んだ内容と同じだったのですが、一部始終をJspoで放映してくれたので、この質問の主がINSIDE SKATINGだったことが分かりました。

 

「リズムダンスの日本の曲はとても斬新です。誰が選曲したのでしょうか?物語や演じている人物について教えてください。」

 

やはり特徴的な音楽についてはちゃんとこのように興味を抱いてもらえますよね。まだまだアイスダンサーとしては2年目カップルなのでこういう形でも注目されるって大事なことで、プロデュース力でもピカイチです。

もっとも演じる側も力を最大限に発揮できなくちゃ曲負けしてしまいます。ワールドでは思う存分世界にアピールしてほしいし、かなだいならやり遂げるはずです。

 

アイスダンスのRDってよほどイレギュラーなことでもなければ毎年変わりますから、あと一回でソーランも見納めだと思うととっても寂しいですね。

 

しかしその分大漁祈願でめっちゃ力を入れて応援がんばらなくっちゃ。

 

 

 

嘆願の甲斐あってか26日19時から2時間ゴールデンタイムにダイジェストを放映してくれることになりました。

明記はされてませんが、この枠でかなだいのRDはとりあげてくれるかもしれません。実際の試合は25日の19時からですけどね。

2枠狙える位置まできたら当日夜のニュース等で報道してもらえるかも。

 

31日まで待てないって方にはJSPORTSの方が早いですよ。

 

タイムラグがあるとはいえ、続けて9時間バッチリ放映してもらえるってのはすごいですよね。

 

ISU世界フィギュアスケート選手権2022アイスダンス リズムダンス

放送日時:3月30日(水) 午後0:00 - 午後5:30

ISU世界フィギュアスケート選手権2022アイスダンス フリーダンス

放送日時:3月30日(水) 午後5:30 - 午後9:00

 

しかも4月25日、26日にはインタビュー&記者会見付拡大版もありますよ。選手の答えだけでなく、どのような質問だったのかわかるとより一層理解できてありがたいです。

 

世界選手権の後、かなだいがどのような決断をするのかは今シーズン最後の演技をどう終えられるかで変わるんでしょうね。想像すると今からソワソワしてしまいます。

 

どう転んだって私にとって結果オーライな事だけは間違いありませんが、その頃には戦争もコロナも落ち着いてひたすら演技を堪能できるような社会に戻っていてほしいと願うばかりです。

 

 

さて、ちょっとこの間予告してから書きそびれてますが、ここからは何回かに分けて私が今夢中で読んでいる小説「よろず建物因縁帳」についてご紹介したいと思います。

 

最初はアメ限でとも思ったんですが、まあ隠すような話でもないのです。ただジャンルがホラーであることと、舞台が実存する建物や場所であることでちと差しさわりあるかなあと考えただけなんです。

 

もちろん物語の中では実物と呼称が異なりますが、地元民が読めばだいたいモデルになってる場所はすぐに分かるし、実在する地名もたくさん出てきますしね。

 

そう、この話、長野市とその周辺地区を題材にした物語なんです。

何でいきなりここで語り始めるかと言えば、地元の話ってだけじゃなくて題材が思わぬところで岡山県と繋がったからなんですよ。

 

この小説を知ったきっかけは須坂市にある田中本家博物館のツイートでした。

 

 

田中本家博物館については以前もこのブログで紹介させていただきました。記事にしたのは2019年10月の台風19号で館をめぐる土壁が一部崩落してしまい、修復に苦慮しているというツイートを読んで十数年ぶりに館を訪れた際のことです。

 

 

その折館長さんと大ちゃんの話で盛り上がってしまいまして・・・詳しくはこちら。

 

 

 

その後も残念ながらコロナで館を訪れる見学者が減少し、館存続が難しくなったとして田中本家はクラウドファンディングで募金を募りました。

その折は私も微力なながらTwitterで宣伝拡散協力させていただきました。その節ご協力いただいた皆様には私からもお礼申し上げます。

岡山真備町の水害復興のため髙橋家が大輔さんの衣装展示したとの話が館長の参考になったとは思いませんが、でもこの話がきっかけで本家存続に関心を抱いてくださった方もいて、ご縁のありがたみを知りました。

 

 

で、そのうちのお一人がさっそくよろず建物因縁帳「憑き御寮」にも興味を持ってくださったので嬉しくなってDMさせていただいちゃいました。

誰かと同じ本を読んで感想を述べあうなんて、大ちゃん関連か国語の授業でもなければなかなかできませんからね。

 

初めて田中本家を案内していただいたとき、建材の話もそうですが、実はほかにも館にまつわる秘密めかした(大っぴらにするのは差し支えあるんですがちょっと怖い)お話を聞かされていたのです。それを伝えたところさっそく読んでみるっておっしゃってくださいました。遠方にお住いの方ですがいつか田中本家を訪ねてみたかったんだとも。

 

まあこんな内容ですし、耐性のある方じゃなければ私もお勧めはしませんけどね。

憑き御寮 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ) 

職人の死に顔は、笑っていたそうだ。広告代理店勤務の高沢春菜が博物館展示の視察に訪れた、かつての豪商・藤沢本家。屋敷ではふたりの職人が、帯締めや振り袖を首に巻き付け不審死を遂げていた。春菜は因縁物件専門の曳き屋・仙龍に相談する。そこには彼の父すら祓えなかった呪いがあった! 仙龍は自らの命を賭して、『死の花嫁』にとんでもない奇策を仕掛けるが――!?

 

 

私にとっては聖地巡礼する前にすでに現地見学済みなんですから当たり前かもしれませんけど、いちいち情景が目に浮かびすぎてまるで自分が主人公になったような、実写映画を観てるような錯覚に陥りながら読み進めることができました。

 

いやあこういう読書体験もなかなかできないことです。作者、内藤了は長野市の方ですから自然とか風景とか距離感の描写がいちいちしっくりくるんですよ。書かれているまんまその通り。

ご当地ミステリーなんてジャンルもありますけど到底他所の方では表現しきれない濃厚さなんです。それだけでも読む価値ありました。

 

実際に幽霊を見たわけじゃないけど、田中本家を取材させていただいたのは主人公の高沢春奈(ハナ)とちょうど同じ年ごろでしたから、自分の実体験とリンクしているのがとても不思議な感覚。でもあまり恐ろしいとは思いません。むしろ切ないというか、今では着物に執着する女性そのものが減ってしまったし、私にとっては郷愁を感じるお話でしたよ。

 

これぞ本物の地元産ホラー小説!これぞ地産地消←違う💦

 

ってなわけで長野民としてはすっかり満足してたら、読み終えた方から思わぬ感想をいただいたのです・・・

 

 

ああ、すっかり長くなってしまった。以前と違って私もだいぶ筆が遅くなりました。内藤了氏はかなり早書きの作家さんだそうですが、これほど面白くて濃い内容の作品を短いスパンで書き上げるってすごい才能だと思います。せっかく地元の方ですしもっと多くの方に知っていただきたくなりました。すみませんがもう少しお付き合いください。続きます。

 

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