こんにちは❗️モテる❗️社労士❓️、エリザベス▪マスクメロンです🎵

本日もご訪問いただきまして、ありがとうございます✨


台風14号が近づきつつあった10月9日金曜日、

今、話題の映画「ミッドナイトスワン」を観てきました。

金曜日に観た映画の感想を、なぜこんなに時間が経ってからお伝えすることになったのか。

それは、たぶん、わたしにとっては、

消化、いや消火かな?、するのに時間を必要とする映画だったからだと思います。

主演はご存じ元SMAPの草なぎ剛さん。

トランスジェンダーの草なぎ剛さんと、縁あって草なぎ剛さんに引き取られた親戚の娘一果、

そのふたりを中心に、物語は静かに、そしてドラマチックに展開されていきます。

これからご覧になる方もいらっしゃるかと思いますので、

内容について詳しくはお伝えできませんが、

エンドロールが終わり、館内に灯りが点っても、

わたしはしばらく席を立つことができませんでした。

胸が痛く、呼吸が苦しくて。

たとえはおかしいかもしれませんが、

平気だと思っていたのに、ふと気づいたら、

まるで海で足のつかない深い沖に出てしまっていたことに気がつき、

驚いて呼吸ができなくなってしまったときみたいに。

                  *注∶ 個人の感想です。

後半、ショッキングなシーンがあるのですが、

その感覚は、決してそのせいだけではなかったと思います。

とにかく、胸が痛かった。苦しかった。

そして、バレエのシーンが、草なぎ剛さんの視線が、とてつもなく優しく美しかった。



実は当初、決して美しいとはほど遠かった(ごめんなさい❗️)草なぎ剛さんが、

母親の顔に変化していったのにも驚きでした。


でもわたしが一番好きだったシーンは、

ショーパブで仲間の一人が客と揉めたとき、不意にステージでバレエを踊る一果の姿を、

呆然と見つめる草なぎ剛さんの顔のアップのシーンと、

お金のかかるバレエのレッスンを一果に続けさせるために、長かった髪をばっさり切り、

男性として転職を決意したその姿で、

ごめんなさいと抱きついた一果を優しく抱き止めるシーン。

前者は、ピアノ曲が最初は静かに、そして主人公の心の高鳴りとともに強く奏でており、

後者はひたすら優しく包むように流れていました。

映画において、テーマ曲というか音響というかが、

どれだけ観るものの気持ちを動かすのかと思い知らされた一瞬でもありました。


最初はいやいや引き取ったはずの、いわばお荷物でしかなかった姪が、

かけがえのない存在になって行く、

それは自分を、心身ともに危険にさらすことになっても。

その心の変化を草なぎ剛さんは見事に演じていました。


そして不思議なことに、女性の出で立ちをしている草なぎ剛さんより、

一果を育て、その才能を伸ばしていくのは自分なのだと決意し、

短髪にし、いわゆる男性の姿に戻った草なぎ剛さんの方が、

何倍も、美しく女性、いや母親そのものだったこと。


そしてこの映画は、トランスジェンダーを取り巻く世間というか、

言い方が正しくないかもしれませんが、

トランスジェンダーそのものや取り巻く目線についても考えさせられる映画でした。


まだご覧になってない方も、是非、映画館に足をはこんでもらいたいと思います。

もしかしたら、わたしと同じように、しばらくの間、胸がざわついてしまうかもしれませんが。

でもそのざわつきは、決して不快なものではないこと、併せてお伝えしておきます。


いやー、映画って本当にいいものですね✨



それではみなさま、ごきげんよう🎵

本日もお付き合いいただきまして、ありがとうございました✨