お腹の赤ちゃんは
「先天性十二指腸閉鎖」で、
胃と十二指腸がうまく繋がっていないか狭窄しています。
30週のエコーで判明し、
産まれてすぐに手術が必要です。
妊娠中はへその緒から栄養を送っているので
大丈夫なのですが、、、
赤ちゃんが羊水をうまく飲み込めずに
羊水が増えてしまうのです。
そのため、私は十二指腸閉鎖に伴った「羊水過多」
が併発していて、通常よりお腹が大きめなのです。
ネット上で調べたところ、
【参考↓↓】
胎児の羊水を飲み込む運動は
妊娠中期以降(特に24~26週以降)に活発になるため、
出生前診断される時期は
妊娠中期以降となることがほとんどです。
また、羊水過多は上部消化管閉鎖(食道や十二指腸、小腸の上部)
に合併することが多く、下部消化管閉鎖(小腸の下部や鎖肛など)
では合併しないこともあります。
特に鎖肛では消化管の拡張も起きないため
出生前の診断は極めて困難です。
羊水過多を合併した場合は、
症状により早産および前期破水のリスクが増加。
子宮収縮抑制剤の投与や羊水除去による
治療が必要となることがあります。
児の生後の予後を左右する因子は、
1)合併症の有無、
2)染色体異常の有無、
3)児の未熟性であるため、
これらに注意した
管理および妊婦さん・御家族への説明が必要です。
1)合併症は確定済み。
2)、3)については産まれてからではないと分かりません。
さて、
羊水除去についてですが
「苦しいくらいであれば我慢しなくて良い。」
「出産までに何度か抜くことになると思う。」
「羊水増えている。」(←前回検診時)
と今まで言われてきたので、
自分のタイミングで決断できると思ってました。
毎日夜2時間くらいしか眠れなくなったので
苦しさはレベルMAXに近づいている・・・
こんなに苦しい思いをするのなら
予定日まであと1ヶ月くらいあるから
ここらで思い切って入院して抜いてもらおう!
とその日は前回(1/14)と同じように
入院セットを持って病院へ行ったのです。
しかしながら・・・
結論から言いますと、
出産まで羊水除去しない
(できない)
ということになりました。
先生:「う~ん。そんなに多くないです。
いままでたくさん羊水過多の人見てきてるけど
その中でも軽度なんだよ。」
私:「え!?そうなんですね!
前回の検診で増えてるって言われたので
てっきりもう抜く時期なのかと・・・」
先生:「普通の人よりも多いことは確かですが、
多分、今日抜いても2Lも抜けないと思う。
普通、羊水過多の人は
何度も何度も抜いてもすぐパンパンになる。
〇〇さんは前回からそんなに増えていない。
というよりも〇〇さんの場合、
胎盤に覆われていて刺す場所がないから抜けない。」
羊水過多で針を刺す部分は
エコーを見ながら胎盤を避けて行うそうですが
私の場合、軽度のため
お腹の伸びや膨らみが少ないこともあり
“刺すスペースが全然ない”らしいのです。
胎盤の下はすぐ子宮で
子宮刺して、羊水に血が混じってしまうことも
前例ではあるとのことでそこまでしては
やらないほうが良いということです。
軽度なのはホッと安心しましたが、
この苦しさは耐えるしかないんだな・・・
と少しガッカリもしました。
なので、
自分が楽になることばかり考えていた
自分が恥ずかしくなりました。
赤ちゃんは産まれてからもっと辛い思いをするのに。。。
十二指腸閉鎖や心室中隔欠損症の程度も?だし
羊水過多も軽度だし、
全部がそこまでひどくない分、
ヘンに期待をしてしまう。
どうかどうか
元気で産まれてきて欲しい!!
私:「抜かなくていいのであれば、
そのほうがいいので
出産までこのまま行きます!
苦しいですが、軽度と聞いて安心したので。
やっぱり、赤ちゃんの十二指腸閉鎖が
軽いほうってことはないんでしょうか?
抜かずに羊水を減らす方法はないんですか?」
もしかしたら赤ちゃんが
羊水をちゃんと飲み込めているのでは!?
と淡い期待を持って、前回と同じことを聞いてみる。
先生:「前回も言ったけど、それはない!
羊水は増えたり減ったりするものだし、
昔は薬を使って減らす治療もあったけど
今はやってません。
十二指腸閉鎖にも何種類かあるので・・・
どこが塞がってるかとかその程度は
産まれてからではないとわからないんです。」
「あと、最初の先生からも
説明あったかと思うけど、
臍帯潰瘍について話したっけ?
あれ?覚えていないかな?」
昨年末、紹介状を持って
初めてこの病院に来たときに
最初の先生より、私たち夫婦に
臍帯潰瘍ついて説明したそうなのですが、
その日は十二指腸閉鎖の他、
心疾患や四肢短縮、
染色体異常の可能性を指摘され、
そのことばかりがショックで
「臍帯潰瘍」についてはあまり記憶にありません。
この病気のことは
ブログやネットで見ていたので
もちろん知らないはずがないのですが、
自分にもやっぱりその可能性があるのかと
愕然としたのです。
「臍帯潰瘍」・・・
つい最近、
お腹の中で死産された方のブログを
読んだことを思い出し、胸が苦しくなりました。
この日の話は次に続きます