染色体異常も種類があり

中には命に関わるものもありますが、

 

「臍帯潰瘍」

かなりヤバイやつです。

 

先生は、臍帯潰瘍について

私たち夫婦に説明してくれました。

 

簡単に説明すると、

消化管閉鎖の疾患がある場合

赤ちゃんは羊水を飲み込めずに、

「ぐえーっ」と吐き出してしまいます。

 

吐いた時って、酸っぱい液が出ますよね。

その胃液か何かに

タンパク質を溶かす成分が入っているそうです。

 

その液体がへその緒の

大事な成分を溶かしてしまうと

へその緒から出血が起こります。

 

お腹の中で起こった出血は気が付かれずに

あっという間に赤ちゃんが失血死してしまう

大変危険な病態になります。

 

その先生は過去に数人

臍帯潰瘍になった方がいたそうですが

赤ちゃんはほぼ全員助からなかったそうです。

 

助かったとしても、水頭症で

脳に重い障害が残ってしまったとのこと。

 

妊婦さんがたまたま入院していたとしても、

午前の検診では赤ちゃんは元気だったのに

午後に突然、異変が起こり

慌てて緊急帝王切開しても助からなかった…

それぐらい突然だったと先生は語りました。

(話聞いてるだけで泣きそう。)

 

上部消化管閉鎖の場合、

約1割の確率で「臍帯潰瘍」が起こると

先生は言います。

 

ネットで検索すると

「非常に稀」とか、「ほとんどない」と

書かれてますが、

ここの病院はハイリスク妊婦ばかりなので

めずらしい事でもないようです。

 

エコーではわからないので、

「臍帯潰瘍」は、防ぎようがない。

ほぼ赤ちゃんは助からない・・・

と思ってください。

と言われました。

 

これ、今まで言われた中で一番

キッツイやつだ。。。

 

命あって産まれてきて

元気な泣き声をきかせてください・・・・

 

 

「臍帯潰瘍」で実際にお子様を亡くされている

天使ママさんのブログはとても

わかりやすく素晴らしいです。

とても勉強になっております。

 

また、その方のブログによると、

 

上部消化管閉鎖の疑いがあると告げられた

お母さんにこの病気を知って欲しい

というつもりで書きました。

この病気のリスクを事前に説明されておらず

もし説明を受けていたら

オペに備え大きく産んであげられるだけではなく

他の選択肢を考えてあげられたかもしれません。

この病気による死産という

悲しい思いをする方がいなくなることを願います。

 

と記されておりました。

 

ご自身が辛い思いをした経験から、

少しでもこの病気の方がいなくなって欲しいと

世の中に呼びかける姿勢に、頭が下がります。

 

 

さて、話は病院に戻りますが、

 

「そのリスクあっても、

帝王切開はしないんですか?」

と質問しました。

 

先生の答えはYES

 

羊水過多なので、

早産か破水の可能性高いから

ギリギリまでお腹で育てなさいよ。

ということなのだろう。と解釈。

 

自分と赤ちゃんを信じ、

ラストスパートお腹で育てることが

最善であって普通のことなのでしょう。

 

帰りの車の中で

主人が「早めに産むことってできないのかなぁ。」

と不安そうに言っていました。。。

 

臍帯潰瘍の可能性が少しでもあるのなら

親としては、絶対に生きているうちに

産んであげたい!と思うのが当然ですので、

次回の検診時に掘り下げて質問してみます。

 

ただ、赤ちゃんがお腹で死産してしまうのは

ほとんど想定外なことなので、

この病気に限ったことではないですよね。。。

 

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お腹の赤ちゃんに

ポンポーンってすると、

 

ちゃんとボン!っと蹴り返してくれます。

ボコボコうにょうにょ…

(ママなぁに?どうしたの?元気だよー!)

って答えてくれるとってもいい子なのです。

 

心配のあまり、1日何度もポンポンして

起こしてしまいそうです・・・。