エリック・クラプトン~12小節の人生~ | 矢沢永吉激論ブログ

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クラプトンの映画を観てきました。

埼玉県ではやっていなくて都内も日比谷、渋谷、吉祥寺でしか上映していません。

感想はちょっと重苦しい。

ボヘミアンラプソディーはエンターテイメントで栄光と挫折、バンドが復活したピークのライブエイドで終わるという分かりやすいもの。

レビューを見ているとクィーンは知らなくても楽しめたというのが圧倒的に多かった。

クラプトンの作品は正反対で忠実なドキュメンタリー。観る人をわくわくさせて楽しませようとかそもそも考えていない。

複雑な家庭環境にあった少年がギターを手に取って音楽に没頭した。バンドを転々とする。成功は手に入れるものの周知の通りドラッグとアルコール依存症の時期が続いた。

楽曲はレイラとティアーズインヘブンに絞って取り上げていました。

レイラは1970年、ティアーズインヘブンは1992年。

依存症だった時期のアルバムとしてビハインドザサン、オーガスト、ジャーニーマンからピルグリムも入っていたような。

ピルグリムは1998年だからその頃は復帰していたはず。

リアルタイムでは1985年のビハインドザサンのフォーエバーマンをMTVで観ていたしアルバムも聴きこんでいたので軽くスキップされたのは残念。

ボヘミアンラプソディーはクイーンはこんなに凄かったんだっていう作品だったのに対してこちらは大半がカミングアウトのような作品。

総括としてこの2曲を選んだのは本人だろうし思い入れもあるだろうと受け止めるのみです。

ライブパフォーマンスを見れば分かるようにクラプトンはフレディと違ってスタジアムで客に向かって拳を突き上げる人ではない。ステージ上ではあまり動かずに黙々と弾いている。

作品にもそれが出ていました。