悲しい寂しい気持ちがあっても
食事は作り、洗濯はしなくてはならない。
 
メルのそばにいたくてもかーしゃんは忙しいんだよ。
でも…いつも通りうたた寝をしちゃったよ。
真夜中の1時半、ハッと目が覚め「免サポ!」と思った。
 
あ……メルはもういないんだ。
 
メルの遺影は、やっぱりシエスタさんに撮影していただいたこの写真ね。
 
こんなに可愛いお顔だったんだ。
少し痩せたけど(背中がゴツゴツしてた)
目はクリクリで、お鼻もピンク、クマさんみたいな顔してた。
 
半分に砕いたフードも食べなくなって
お水も飲まなくなっちゃったね。
リッキーから引き継いだ、相田みつをさんの小皿。
これでいっぱい免サポとフラクトースのスープ飲んだね。
 
『いのち いっぱい じぶんの花を』
メルはいっぱい可愛いお花を咲かせてくれたよ。
メルちゃんは、アイドルだったもんね。
 
身体を冷やすために、発砲スチロールの箱や
花を買いに行ったら自然と涙がこぼれて
情けないなぁと思った。
ティコとリッキーも見送った経験があっても
やはりもうクックッ♪とはしゃぐ姿を見ることができないのは辛い。
 
午前中、土砂降りだった時間もあったが
夕方には晴れて、家から虹が見えた。
 
メル、虹の橋が迎えに来たのかなぁ……
 
メルが眠る箱を開けて、大きな保冷剤を下に敷き
周りにも沢山の保冷剤を入れて交換した。
冷たいよね。ごめんね。
抱きしめたいけれど、我慢して頭を撫でてあげた。
まだ生きているようなメル。
耳も柔らかいままだよ…。
 
メルの弟分、ダルもとーしゃんに甘えてこんな姿になってた。
「メルしゃん、どこに行ったにゃー?」
 
午前4:30になってしまった。
眠れぬ真夜中……。
昨日の今頃、苦しくなったのかな。
かーしゃん、かーしゃんって呼んでたかな。
辛いなぁ。
寂しいなぁ。
胸が苦しいよ。