メルがまだ生きてた8月24日、18:40頃の夕焼け。
 
夕焼けを見ると切なくなっていました。
メルはどうしてほしいのかな。
メルはどうしたら食べてくれるかな。
免サポとフラクトースだけじゃなく、
なんとかフードを口に入れてあげたかった。
でもカリカリでもドロドロにしても嫌がった。
 
mielさんが、『茶こしで濾してあげたら…?」と教えてくださいました。
 
毎回は無理だったが、フードプロセッサーで粉砕したフードを
お湯でふやかし、茶こしで濾してペースト状になったのを
免サポ&フラクトースのスープに混ぜ合わせました。
普通には飲んでくれないので、注射器に入れて
胡坐した私の上にペットシーツを敷き、メルを抱っこして
タオルをメルの前掛けのように巻いて
奥歯の方から注射器を入れると、メルはペロペロ舐め始めます。
そして途中からごくごく飲んでくれました。
「メルちゃん、偉いよ!!もうちょっと食べれるかな?」
赤ちゃんに言うように励ましました。
 
お腹がいっぱいになったら、いつも丸くなって寝ていたのに
へそ天をして、手を挙げて熟睡してました。
大好きな梨のにおいにも反応しなくなっていました。
いつもなら「何食べてるの~?」とケージを噛んでいたのに。
 
この写真も8/24am2:00、給餌した後のメル。
「お腹いっぱいでしゅよ♪」
 
でもメルはこの4日後、8/28に旅立ちます。
 
メルは一日おきに病院で注射をしていただいてたので
毎回精算せずまとめて支払いでいいですよと決めてくださいました。
お盆後の支払いがあったので、メルの報告を兼ねて
8/30にお世話になった病院に行きました。
 
お昼の診察受付が終わる時間に行くと
水曜が休診だったからか、すごくたくさんの人がいました。
メルを連れていない私にスタッフさんが「あれ?」っという顔をされ
小さな声でメルの報告をして先生と最後にご挨拶したいので
終わりまで待たせてほしいことを伝えました。
 
後ろから「みっころさん、どうしたの?」
振り向くと、富山で保護活動団体「しっぽのこころ」の代表さんでした。
メルの報告をして「もうここの病院でフェレットいないのかなぁ」って言ったら
「みっころさんの隣にいるよ!」って!?
 
隣にいたフェレットちゃん。
よく見るとメルによく似た小さな「ちびちゃん」という女の子。
「7歳になるんですが、急に毛が抜けてきて元気がなくなって
餌も食べなくなって、注射に来ているんです」と言われるんです。
餌の話が出たので、自分がしていたことを伝えると
フェレットに関して何も知識がないとのこと…。
 
「もしよかったらうちの子の免サポとか食べさせてみませんか?」
話が進んで、メルの免サポ、すりつぶしたフード、ニュートリカルバイトなど
使えそうなものを持って待ち合わせ場所に行きました。
入れ物や茶こし、使っていない注射器なども持っていき使い方を説明しました。
「初めてお会いした方にこんなにしていただいていいんでしょうか」と
ちびちゃんのママさんは涙ぐまれました。
この免サポはもう製造されなくなって、
うちにもフェレ友さんが「自分の子の命を繋いで!」と
送ってくださったことがある話をし、
在庫が少なくなったので、先日ネットで探して注文したのが
亡くなった日に届き、「メルの命を繋ぐ免サポ」として
誰かに送ろうと思っていたことを話しました。
 
あんなに病院に通院しててフェレちゃんに会うことがなかったのに
ちびちゃんに会ったのは、メルが教えてくれたことだと思います。
少しでもちびちゃんが口にして元気になってくれたらな。
 
夕方、ちびちゃんのママから
「早速教えていただいたとおりやったら飲んでくれました。
ちょっと光が差した気がしました。
今日のみっころさんとの出会いに感謝します。
悔いのない介護をしようと思います。」
とメッセージが来ました。
実は、ちびちゃんは息子さんが飼い主だったということも
メルと似てて、
「夜、息子と娘も手伝ってくれて注射器で与えてました。
メルちゃんが見守ってくれてると思うので頑張れそうです!」
って。
お会いした時、抱っこしたちびちゃんは、肝臓の数値がとても悪く
毛も抜けてやせ細っていました。
「ちびちゃん、頑張って食べてね」
ちびちゃんの命がどのくらい繋がれるかわかりませんが
 
「メル、ありがとう。」
そんな気持ちでいっぱいになったのでした。
こんなことってあるんだな…。
 
先生とのお話は、また今度です。