平成26年3月21日
祖母  永眠  85歳


ばぁ~ちゃん
前々から危ない
いつになるか分からないと

息子クンが産まれたと同時に
祖母がいきなり体調を崩し
病院に入る事になった。

祖母は変わった性格で
とても良いばぁーちゃんとは
一言では言えない。

孫を可愛がる事もとくになく
じぃちゃんのこともほったらかし
息子にも無関心

とにかくお金が一番大事な人だった。

そんな性格だから
私のお父さんも祖母と仲良く接する事もなく。

お母さんとももちろん相性が合わず
喧嘩ばかり。

私が小さい頃から
毎日のように怒鳴りあいの喧嘩。

そんな記憶がいまも残ってる。

家事全般全くしない祖母

それでも、家のこと何もしてないと
近所中にお母さんの悪口を言ってくる始末。

幼い頃の私は
おばあちゃんと近所に散歩に行き
お母さんの悪口を言ってるのを聞いてたらしい。

家に帰ってきてから
ばぁーちゃん
またお母さんの悪口ゆーとった。

と私はお母さんに言っていたと。

普通のばぁ~ちゃんではなかったのかな??

幼い頃からお母さんが
ばぁーちゃんと喧嘩するし

私もお母さんに洗脳されたのか
弟もばぁーちゃんが好きではなかった。

私が結婚して子供が産まれても特に私の子供と触れ合う事もなく。

愛想だけで近づいてくるばぁーちゃんに
イライラしていた。

結構酷い事言ったりしてたしな~。

結局は施設に入る事になったんだけど

入ってから全く会いにいく事もせず…

そのまま現在に至ったんだよね。

危ない危ないと言ってても
ばぁーちゃんの生命力は無限だと
思いこんでた。

まだ死なんやろ。

ほんとに危ないから
1回だけ病院行くよ。

とお母さんに言われて見に行った。

しゃべる力もなく。
きたよー

とお母さんが言うと
目から涙がこぼれていた。

私と弟の顔をちゃんと見てたのかな??

行ったその日に酸素マスク着用になったとのこと。

息子と同じものを
装備してる…

点滴、酸素、心電図


息子が産まれた事は母が伝えたとは言ってたけど、そんなに興味もないだろう。

と、私は思ってた。

会いに行っても寝てるだけの
ばぁーちゃん。

久々にみた。

でも、まだこれで危ない状態だとは
実感がなかった。

それからうちの母は
いつかいつかと毎日焦っていて

家の片付けを早くしてと。
焦らせられていた。

ばぁーちゃんが危ない中
息子は家に帰ってくる日が
近くなり病院でもいろいろ
退院までにに向けての話や
準備するものなど

私は私でバタバタしていて

とてもばぁーちゃんのほうの
手伝いをしている暇もなく。

数日そんな感じで過ぎていき。

21日の夜10時過ぎ

ばぁーちゃん危篤やから
病院行くよと。

行ったときには
もう心肺停止だと先生が言ってた。

実感がなかった。

寝てるようにしかみえない。

先生からの説明で
10時過ぎから呼吸がとまったり
吹き返したりの状態だったと。

寝たように死んでいったばぁーちゃん。

涙がでない。

老人の死亡はこんなものなのかな??と
おもった。

お父さんが、亡くなったときの
衝撃が凄すぎて

ばぁーちゃんのはビクリともしてなかった。

家に帰ってきて
お通夜、葬式にむけての準備。

お経

ほんとに死んだのか??

と思うままに過ぎてった。

納棺の日


いくら何もしてくれなかった
ばぁーちゃんでも

私の体は動いていた。

家族の写真が欲しい
カレンダーを持ってきてと

病院にいるときに
母に言ってたらしい。
それを思い出し


持たせてあげようと思った。

まだ息子の顔すらみせてない。
生年月日をかき名前を書いて
紹介したものを制作。

カレンダー
今年1年分を子供達の写真付きで印刷し

家族全員の写真をはりつけ制作。

そして、ばぁーちゃん宛に
手紙をかいた。

いろいろあったけど
やっぱり私のばぁーちゃんだよ。

つらく当たった事をごめんね。と

ほんとにもういなくなったのかと思うとやっぱり寂しいね。

天国ではお父さんと仲良くしてよ
孫も可愛がってよ

そしてみんなを見守ってと。

私の母思っていた事をいろいろ書いた。

最後の最後に
こんな形でばぁーちゃんに
いろいろするとは

どうせなら生きてるときに
してあげたかったけど

今しかできなかった。

棺桶に私が作ったものを入れてたら

ばぁーちゃんの息子(お父さんの弟)が
号泣した。

それを見てもらい泣きしてしまった。

通夜、葬式、火葬まで終わり

なんかポカンとしている。

写真の笑ってるばぁーちゃんが
どこかから部屋に入ってきそうなのに。

なんか不思議。

一緒にいなくても
どこかに存在してる。

それだけで普通の毎日を送れていた自分。

やっぱりいなくなると
そうもいかないみたいだ。

人の死についてまた
考えさせられた。

一番はやっぱり置き換えて考えてしまうこと。

そんな自分が嫌だった。

もう誰もいなくならないで!!

今はその気持ちでいっぱいいっぱい!!!

耐えられなくなるよ。


ばぁーちゃんの葬式が終わった日
1日ぶりに息子くんに会いに行った。

なんか気分がいつもと違う。

いつか息子も…とか嫌な考えがでてきてやだ。


何もなく暮らしてる人がいいなー

なんで、私はこんなんなんだ。


ぁぁーって気持ち。。。




病院に向かうとき
うっすらだけど立山が見えた。

天気もよかった♡

暖かくていい日に空にいったばぁーちゃん。

どんな形でも
ありがとうと伝えたい(*´◒`*)